劇場公開日 2015年10月1日

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「「雰囲気」、一発勝負。」岸辺の旅 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5「雰囲気」、一発勝負。

2016年1月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

とにかく「雰囲気がすべて」の一本。

ぶっちゃけてしまえば、この作品には山なく、オチなく、意味もない。
だらだらと旅する、そのどこが岸辺なのかも解らない。
それどころか、何一つ分かるところは無いかもしれない。

ただ、作品全体をを流れる空気・雰囲気は非常に心地よく、嫌いになれないのが不思議な魅力だった。

そこは全体のトーン、明暗、役者の雰囲気が好みかそうでないかだけで分かれるし。
人に勧めるには、正直決して演技派ではないお二方が主役という時点でまず外すだろうし。
何よりメリハリがなくてだらだらと長いし。

「ああ、カンヌで受けるだろうな」と思ったら受賞作(やはり「ある視点」!笑)だったことを知り。
映像の美しさはあれど、とにかくテンポが悪く長い尺に「どこの新人女流監督だ?」と思ったら、黒沢清監督だったことで二度驚いた作品。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ