NY心霊捜査官のレビュー・感想・評価
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イラク戦争からニューヨーク市警にまたがるオカルト・ホラー
誰にも聴こえない音が聞こえる
最初は簡単な事件だった。女が夫からDVを受けているという通報。ちょっとだけ暴れた後案外大人しく捕まり、次の日には釈放。そして、深夜の動物園で我が子をライオンの檻の中に投げ入れたという夫人の事件。そこでは怪しげなペンキ男が絡んでいた。そして地下室での塗装業の男が遺体で見つかり、そのペンキ男が怪しいと思われるのだが、解剖結果では自殺をしているのを見ていただけと判明・・・
絡んでいたのはイラク戦争時の同じ部隊にいたサンティノが中心だった。やがて、悪霊祓いのメンドーサ神父(ラミレス)がサーキを助け、悪霊を追放する・・・といったエクソシストの話。 映像も凝っていて面白いが、全体的にはそれほどでもなかった。
「女性を殴りたくなったら俺を思い出せ。」
警官と神父VS悪魔
どこまでが実話なのか
実話ベースの作品のため、過度な恐怖よりも雰囲気で怖がらせる作品だと考えていたが、結構過度な恐怖に近い作品だった。
直視できぬ怖さではないが、正直この全てを実在する人物が体験したのなら怖すぎる。なんせ、家族にまで危害が与えられているのだから。
「NY心霊捜査官」というタイトルについてだが、分かりやすい邦題だと思うが少しニュアンスが違うと思う。実際はほとんどが悪魔な訳だし、主人公に聞こえる不思議なメッセージが「彼ら」の声なのだが、それを証拠に事件を解決する話ではない。
だが、流石スコット・デリクソン監督だ。
不気味なシーンはとことん不気味に、怖いシーンはとことん怖く。先程、過度な恐怖と記載したが、雰囲気もとても良い。SFを撮らせると何とも微妙な出来映えだが、ホラーとあれば徹底的にやってくれる。
カメラワーク、テンポ、俳優の演技が整っているからこそ、このように良い雰囲気の作品が生まれるのだろう。
エクソシストと刑事
ジェリー・ブラッカイマーがオカルト映画をプロデュース。
邦題から、オカルト事件を専門に扱う特別捜査官を描くゴリゴリのB級エンタメと思ったら、ちょっと違う。
何せ、事実に着想を得た物語。
ある刑事が捜査する奇っ怪な事件には、悪霊の存在が…。
シリアスなタッチで、オカルトに取り憑かれた刑事サスペンスといった趣向。
異様で不気味な雰囲気はなかなかのもの。
腐乱した死体から湧き出す虫、腹を割かれ十字架に張り付けにされた猫の死骸などは結構エグい。
主人公の刑事の娘の部屋で起こるポルターガイスト現象は恐怖心を煽り、クライマックスの悪魔祓いは取り憑かれた男の怪演も相まって迫真。
ホラー畑出身のスコット・デリクソンの手腕でオカルト映画としては見応えあり。
でも、シリアスにおどろおどろしく描くのはいいが、もうちょっとエンタメ性も欲しかった。
何故面白いのか?それはセブンに似てるから
思いの外面白かった。
実話モノっぽくはない
ミニレビュー
2時間があっという間に過ぎる、息を呑む展開に驚き!! 前半は物音が...
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