ナショナル・ギャラリー 英国の至宝のレビュー・感想・評価
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すみません。長々と自慢話ばかりして。
男性と女性の学芸員の解説をこの映画で聞く。当然、字幕を読めばよく分かる。でも、この映画が3時間と知る。そこで、U-NEXTだったので、1.2倍速で見てみた。
さて、明らかに異変が感じられた。
女性の解説は英語でも理解できるのである。
ところが、男性の解説はほぼ理解不能。
何でだろう。
話の内容の違いがあるのかもしれないが、何で何だろう。勿論、詳しくは字幕を読まないと分からない。
と何を言ってんだ。
閑話休題
さて、今年の最初に当該美術館には足を運んだが、特別印象に残る絵画は「レディ・ジェーン・グレイの処刑」ポール・ドラローシュ作かなぁ。でも、この映画では無視されていた。
そもそも、僕は夏目漱石が「風流な土左衛門」と称したミレイの「オフィーリア」を見る為に当該美術館に訪れた。だが、しかし、それは当該美術館にはなく、所蔵は「テート・オブ・ブリテン」であった。
で、気付いた事をもう一つ。僕は「少女が死んで行く姿」を見るのが好きなのか?と思った。
「少女終末旅行」とかね。変態なのかなぁ?
ドガの「14歳の踊り子」とか大好き。
やばいね。ペド◯◯◯◯なのかなぁ。妄想。妄想。
この映画見て、思った事。その3 ちょっと残念。
英国人はテート・オブ・ブリテンを自国の至宝としてんじゃないかなぁ?って思った。だって、ターナー以外は外国の作家ばかりですからね。ターナーの絵を見るんだったら、やはり。
「テートオブブリテン」で憧れの「コニストン高原の朝」も鑑賞出来た、でも、ターナーの絵を鑑賞出来る程僕に審美眼がある訳でもなく、単純にこの絵が「ツバメ号とアマゾン号」の舞台だと言う理由である。ついでに現地(コニストンウォーター)へも決死の思いで足を運んだ。英語がからっきし駄目なので、良くもまぁ行ったものだと自画自賛する。
生きていられれば,来年くらいに「コニストンウォーターオールドマンピーク」に登る予定である。理由はこの山が僕やランサムファンにとって「カンチェンジュンガ」だからである。
修復師は「後世まで残る絶対的な修復は行わないのだ」と知ったことの驚き
ここのところ
「市庁舎」や「図書館」や「美術館」」を、つまりその箱物自体を主人公に取り上げたドキュメンタリー映画が目白押しだ。
たっぷりの尺を取って、どうせ興行的に成功させるよりも文化財の映像記録として、箱物と収蔵物、そしてそこに働くスタッフの人知と歴史を、後世に残すための「アーカイブ映画」なのだと思う。
他作「サルヴァドールムンディは誰の手に」でレオナルド・ダ・ヴィンチの新発見の一枚を、真贋論争の中で決断し展示を敢行した大英博物館。
以下、館員の生き生きした表情がドキュメントされる。
たとえば ―
◆そのサルヴァドール・ムンディが見える展示室でのシーン。学芸員がダ・ビンチ展を企画した結果「ひとりの画家の作品を一堂に集める事で生まれる意味」を語る。
作品同士が互いに語り合いを始める驚きについて学芸員は高揚して語るのだ。
◆また、別のスタッフからは光と漆黒の画家ルーベンスを題材に「絵が描かれた『その場所』を突き止め、キャンバスに差していた光線の向きを調べて、当時の自然光の元にこの絵を戻すという絵の見方」、そしてそれを無視しない展示の工夫についても極意が聞ける。
◆ベラスケスの修復師は
何か月にもわたる洗浄のあとで、新しいワニスを塗った上で、その上に修復の絵筆を入れるのだと説明する。つまり将来の修復のためには大英博物館は15分で落としてしまえる加筆をすることによって、原作をいじってしまう絶対的な修復作為は行わないという驚くべき姿勢を説く。
もちろん館長も、オフィスに座っているお飾りの=天下りの役人ではなく「プッサンの彫刻的画法」について絵の前で観客に解説をする。
優秀な館長、運営、評議員会、学芸員、キュレーター、企画、照明の研究家、修復師・・
これらの人々がどれだけの熱意をもって美術館全体の運営に関わっているのか、
そこが見どころなのだ。
美術館は生き物なのだと分かるのだ。
ドラマとは違うので、鑑賞者側も1シーンずつ止めながら、メモを取りながら、時間をかけて見ることが出来て、そこが嬉しい。
映画館ではキツイでしょうね、僕はDVDで、10回くらいに分けて観ました。
・ ・
大英博物館にはまだ行けていない。
世界は広い。
大英帝国がやらかした植民地時代や戦時の交戦国からの略奪品の宝庫である事実も知っているが、
(申し訳ないけれど) ああやって収蔵品を一箇所にまとめてくれていると、観光客の自分としてはホントに有り難いと思ってしまう。
英国のプライド
200年以上の歴史を誇るイギリスの美術館・ナショナルギャラリーを捉えたドキュメンタリー作品です。British Gallery ではなく、National Gallery と名乗っている所に英国のプライドを感じますよね。僕は、美術的な素養など全くないので、収蔵品の様々な絵画を紹介する様な作品だったら退屈しそうだなぁ と心配したのですが、いやいや、監督が追っているのは絵画よりもむしろここで働く人々でした。
登場する学芸員一人一人が、 まあ、究極のオタクの様な人ばかりなのです。絵の事を語り出したら止まらず、また、言葉の端々に英国人らしい高いプライドが感じられ、それぞれの個性が面白かったです。でも、同じ様に絵の事を語っても面白い話の人も退屈な話の人も居て、自分の感動を伝える事の難しさを思わぬ所で感じてしまいました。
展示会の準備や片づけ、神経を使う修復作業やそれに関する最新技術の紹介も興味深かったです。ちなみに、僕自身はナショナル・ギャラリーよりは大英自然史博物館に一度は行って1週間くらい通いたいです。
2015/06/18 劇場鑑賞
完璧なプロモーション映画でした。
絵画の見方
美術館に3時間、居られますか…?
ドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンが、世界最高峰と言われる美術館“ナショナル・ギャラリー”に密着。
映像化を熱望したという、3時間の大作!
美術品の数々、その修復や研究に携わる学芸員たち、知られざる美術館の秘密や仕事は興味深い。
が、長い長い長い!
学芸員による美術品の説明的な話が延々延々と続き、似たようなシーンが延々延々と。
滅多に見られない名美術館の内幕だけ特別感あるだけで、作品自体は散々言われてるようにNHKのドキュメンタリー番組のよう。
さすがに退屈。睡魔も…。
美術や芸術に精通してる人には3時間でも足りないくらいなのだろうが、つくづく自分には芸術的価値観は無いようで…。
行く事は無いであろう名美術館に行った雰囲気だけでも感じられたら…。
興味深い。
TVで十分
長い。
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