「ジェイソン・ベッカーの幼少期から現在までを彼を支える家族と友人達の...」ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet 不死身の天才ギタリスト よねさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェイソン・ベッカーの幼少期から現在までを彼を支える家族と友人達の...
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ジェイソン・ベッカーの幼少期から現在までを彼を支える家族と友人達の証言と膨大な量のフッテージで綴るドキュメンタリー。イングヴェイに始まりヴァイ、サトリアーニ、インペリテリ、マカパイン、ギルバート等々速弾きギタリスト百花繚乱の時代に思春期をこじらせた者にとってカコフォニー自体はそんなに馴染みはありませんでしたが、デイヴ・リー・ロスバンドのリードギタリストに抜擢された後に彼を襲った悲劇には胸を痛めたものです。
思春期を音楽に捧げ、当時最強のバンドに加入した絶頂期から絶望に蝕まれていく肉体に閉じ込められた魂はなおも音楽を求める。いつまでも無邪気な少年の瞳に、そこに映ってもいない自分の下卑た容姿にただただ打ちひしがれる90分、実弟とジャムる冒頭映像から涙が溢れてしまう傑作でした。一度でもギターに魅せられたことのある人なら皆これを観るべきです。
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