「世界の中心だったオランダ」チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
世界の中心だったオランダ
日本語訳が出てすぐに読んでかなり興奮して面白かった。それが映画になると言うので再読した。原作には冒頭の修道院の部分や修道院長がチューリップ栽培に関わっているという箇所はなく、映画でも必然性を感じなかった。残念だったのはコルネリウス。ヴァルツは子作り場面では滑稽で嫌らしさ満点だったが、最終的には優しい愛妻家で素敵過ぎた。ヴイカンダーは「リリーのすべて」の印象が強すぎて物足りなかった。画家と恋に落ちるのも早すぎるな~。でもそのスピード感がまさにバブリーでチューリップ相場とシンクロしていたんだろう。
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