「正に「黒い太陽」…」百円の恋 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
正に「黒い太陽」…
2015年2月11日、再見。
安藤サクラ氏の凄さは言うに及ばず。
改めて脚本の良さに気付かされた。
「負け犬」が立ち上がる映画は多々あれど。
「一度でいいから勝ちたかったの…涙」で、希望の余韻を残す作品は他に無い魅力。
この映画こそ、今の時代シネコンで垂れ流すべき作品。
迷える思春期に「負けを決めるのは自分次第」と叩き込み、諦めた中年に「喧嘩の仕方を思い出せる」べし!涙
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正に「黒い太陽」のような一本。
明るくなく、でも半端のない熱量…
その全てが「安藤サクラ」という底の知れない熱源と、それを完全に活かそうと其処に徹底した作り手の稀に見る奇跡。
ドン底の息詰まり感から、それを身の丈の内で昇華させる作劇のカタルシス。
其処に有り余るどころかはみ出るくらいの説得力を持たせる安藤サクラの怪物的演技(かつての出演作でも魅せていたけど、今作では正にフルスウィング!)。
正に当代最高峰の職業「女優」!
なのに真っ当な評価をされないのが今の風潮なんだよね。
彼女の方がずっとか「失敗しないですから」!
今日本に蔓延る「女優モドキ」を一掃する、彼女の圧倒的な存在感に酔う作品。
そして…
本当にイイオンナだね!涙
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