「これが痛みってやつか」百円の恋 じぇんぬさんの映画レビュー(感想・評価)
これが痛みってやつか
思っていた以上に嫌悪感の強いシーンが多い。(いい意味で)
グータラ女が生半可にボクシングを始める映画ではなかった。ちゃんとしてる。
意地汚い、生きづらそうないい大人がたくさん登場するから
見るに堪えないシーンが結構ある(マジでいい意味で)
共感性羞恥がある人は結構キツイかもしれない。
よく自傷行為をする人が”生きてる感じがする”と言うけど、
痛みって現実に引き戻してくれる感覚の一つだから
”ボクシング”と言う競技は人生の節目にふさわしいなと思った。
安藤サクラ、新井浩文の無機質そうで鋭い目つきのおかげで
沈黙の多いシーンもまるで会話を交わしているようで目が離せなかった。
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