「好みじゃない」百円の恋 marさんの映画レビュー(感想・評価)
好みじゃない
気持ちが悪かった。この一言に尽きる作品。
ある意味で演出が成功してると言えなくもないけれど、
序盤から中盤にかけてひたすら繰り返される生活描写。
これが生々しいうえに冗長というか、
なんか無理に悪臭を嗅がされているような気分ですごく不快。
冗長と言えば作品全体のテンポも悪く、気持ち悪い。
それでクライマックスのボクシング。
さすがにここからはスッキリ見せてくれるだろうと期待したのに、
入場シーンの長ったらしいスローモーションに加えて、
あろうことか試合中にもスローモーション。
極めつけに試合後、主人公は自分を捨てた男の前で泣く。
これが豪快に泣いてくれるならまだしも、辛気臭くじっとりと。
もう全編通して気が滅入る。
勘弁してくれ、早く終われって思いながら観てました。
ただ、賞を獲っただけあって安藤サクラの演技が見事だと思います。
僕は好きじゃないけど。
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Mさんのコメント
2023年1月5日
なんか、みんなが評価しているものに対して厳しい意見が書きにくい。
私は「百円の恋」に対して、別に否定的ではなかったけれど、このレビューを見てとてもほっとした。
「よい」という意見もあればそうでない意見があるのが当然のこと。見た人のそれまでの背景はそれぞれ違うし、見た条件もそれぞれ違う。
いろいろな意見を許容し、自分と違う感性を大切にできるサイトであって欲しい。