リュウグウノツカイのレビュー・感想・評価
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1192作ろう女子高生幕府
この映画は一体何を表現したかった映画なのか、私レベルの頭ではよく分からなかったと言うのが正直なところですかね・・・。
勢いやノリだけの集団心理でトンデモナイことをしでかしてしまう若者達の狂気?
う~ん、どうも自分の中でいまいち掴み切れない部分が多くて、微妙に最初から最後まで乗り切れなかった作品だったかも。
何らかの開発事業で魚が獲れなくなってしまった寂れた田舎の漁村、十数年ぶりに海岸に打ちあがった深海魚の存在、そして女子高生集団妊娠事件、パーツパーツではどれも雰囲気があって興味深そうな要素満載だったのですが、終わってみると、で結局???な状態に陥ってしまい、どうも今ひとつしっくり来なかったです。
逆に言えば、理解出来ないことが正解な作品なのかもしれませんね。
集団になるとある種大人には理解出来ない行動を取る女子高生と言う名のモンスターを描いた映画と思えば、妙に納得出来る部分もあり、それに振り回される大人達、そして男達のアタフタぶり、絶望感は、ちょっと面白い構図だったかも。
細かく計画を練っていた女の突然の狂気は、それまでとのギャップもあってかなり怖かったなぁ・・・。
しかしたくさん登場した女子高生達の人物像、キャラ付け具合はかなり微妙だった印象です。
割とメインキャラな3人+転入生は多少のキャラ付けがされていましたが、でも全体的にはこれだと役者の見せ場はほぼ皆無ですから、結局光る原石的な女優も発掘できずで。
でも主役の寉岡萌希は他の作品で見てみたいかな。
私自身はアクションをしない武田梨奈の演技を楽しみに鑑賞したのですが、今回は可もなく不可もなく、まあ「普通」な武田梨奈を見れたのはそれはそれで良かったですけど。
先生役の古舘寛治はいつもながらに胡散臭くていい味出してましたね(笑)
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