「需要と供給のアンバランス」味園ユニバース 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
需要と供給のアンバランス
これコレ、コレが観たかった!な、自分の大好きな山下監督が帰って来た一本。
オフビートで時に突き放すような物語、荒い色合い、そして赤犬!さらに赤犬!!
まさか…彼らを彼らのまま、スクリーンで観る日が来るとは…涙
懸念した「単なるアイドル映画」に収まることなく、演技もまずまず。
白眉はお姉さん役の女優さんと…輝きを消して輝く二階堂ふみ氏!
最近女優顔して映画に(以下検閲)
ただ、惜しむらくは所々から臭うオトナノジジョウか…
仕方がない、仕方がないのだけどそこが違和感になっていてね…
そこだけが惜しいし、今の事情では仕方がない邦画界の現実を思わずにはいられない…
でも「リンダ・リンダ・リンダ」や「松ヶ根」を思い出させ、そこからの進化を感じた作品。
ま、山下監督と赤犬好きとしては…
ライブシーンのロケを想像するだけで楽しくてしょうがないんだけどね!
例えばアイドルのファンクラブで集められたエキストラの方々が、いきなり見せられたのが赤犬だったりしたかもしれないんだよ?!
最も異質な、両極端同士の未知との遭遇が
あったかも…
故に本当に勿体無い…いや、作品がかわいそうでならない…涙
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