アイアムアヒーローのレビュー・感想・評価
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ふつーの人が、ヒーローになるストーリー
原作は未読、かつ、普段全く見ないホラー、スプラッタ系の作品でしたが、大泉さん主演という1点の理由で、鑑賞しました。結果的には、結構面白かったです。
ますは、英雄の人間性がいいですね。まさに、ふつーの人。やってやろうと気持ちはあるけれども、実際には行動できない人。。やっと行動できても、その決意・行動は長続きしない人。。もう、共感の嵐、ドッペルゲンガーばりの感情移入(笑) ロッカーが飛び出すことを何度も脳内でイメージしても、結局飛び出せないところなんか自分のことを見てるみたいでヤバかったです。そんな英雄の一世一代の見せ場!挟み撃ちされた地下道での大射撃。今まで「お守り」でしかなかったライフルで大量のZQNと戦う姿は、心の底から「頑張れー!」と応援できましたね!
ストーリーに関しても、もう冒頭からドキドキハラハラしっぱなし。。グロテスクな見た目のZQNが、次から次へと襲いかかってくる。見ているだけで、「もういやーー(泣)」ってなる展開が、続いていくので、息つく暇もなかった。神社から山道の比較的静かなシーンでも、なんか起こるんじゃなきかと気が緩まらなかった。そういえば、神社から出発するときに過剰に警戒する英雄が、どうでしょうの大泉さんっぽくてちょっと笑っちゃいました。あと、山道抜けて、道路をカートで押してるときに、急に西部劇みたいな曲がながれたのも、??でした。
ZQNウイルスに感染して以降は、ほとんどセリフのなかった有村架純さんも、最後の「英雄くんといたらなんとかなりそう」の一言で持っていきましたね。ズルいですね(笑) 個人的には、最後の高跳びZQNはちょっと蛇足だったかな。大量のZQNを倒しただけでも十分に達成感あったし。
夜、1人で見なくて良かった・・
レビュー通りグロすぎた。
目を伏せてしまう場面はたくさんあって
映画館で見たらこれは終わってたなぁ~と
こうゆうゾンビ映画って内容なんて
最初から期待すべきではないと思うので
クオリティだけで見るとめっちゃ高いと思う!
ただ、続きます感が満載
日本映画史上最高の(!?)ゾンビ映画
韓国を撮影場所にしたからこその迫力ある映像に手に汗握る
片瀬那奈マジ怖い
ゾンビ映画は「ワールドウォーZ」が最近で、
あれはあれで悪くはなかったけど、
後半に行くに連れて失速感が半端なくて、
結末はCMかよ!って感じで、後味は微妙だった。
結局「ゾンビ映画」は、原因とか解決策とか、
起承転結の起と結は要らないのかもなと、
教えられたのが今回の「アイアムアヒーロー」。
ファーストZQN(ゾキュン)となる、
英雄の恋人徹子の片瀬那奈のZQNに先ずやられた!
メガネ片瀬那奈に少し萌えてた自分には、
その変わり様は身構えていた自分の想像を超えて、
マジで怖かったっす。
その後の英雄の職場の様子も良かった、というか怖かった。
英雄の先輩塚地の後姿での登場がいーね。怖い。
そこから先生マキタとのバトル、塚地の変身、
映画は見てないけど、漫画「寄生獣」みたいな怖さ。
ここからの街中パニック、カーチェイスまでノンストップ。
ホントに手に汗握ります。
後半アウトレットモールでの戦いも緊迫感満載。
地上7mの楽園での覇権争いも、
ZQNとの争いに加えたいい味付けになっているし、
何と言っても英雄が立ち上がる所が見せ場で、
ロッカー飛び出し妄想連発は笑えると共に、
ダメ男のワンスアゲインとして沁みてきます。
モールのZQN全部銃で倒すのには「マジで?」と思ったが、
最初倒されるZQNがまさかのあいつで、
多分最後あいつと戦うだろうという予想通りだったが、
あーゆーラストは予想外だった。
でも有村架純の活躍を期待していた自分としては肩透かし。
ZQNの原因はどーで、英雄たちはこれからどーするのか、
そんなこと追求したらキリがないから、
エンタメとしてはこの映画の内容で正解だと思う。
話としては、まだ連載中の漫画だから仕方ないけど、
よく出来たゾンビ映画だと思います。
アイアムアヒーロー
伏線の回収が全くない。ヒロイン(有村架純)の正体とは、焦げた死体の存在、日本の状況どうなった、最後どこに向かおうとしてるのか。途中で気になるところ沢山あったが、とにかく終わり方が酷い。
見た人にしかわからないが正直高飛びしか頭に残っていない。アイアムア高飛び。
アクションはかなり本格的でそこは良かった。
日本映画の可能性を見た作品
日本最高級のゾンビ映画
初めて観るゾンビ映画
原作は未読です。
で、映画ですが、まあまあ、面白かったかな。他のレビューにある通り、JK有村がお荷物のままっていうのがね…。最後、ラスボスは大泉の弾が間に合わなかったり、弾が出ないとかで寸でのとこで有村が玉砕させるという方が…でも、それだと一番の見せ場の銃を持ってメガネをクイッと上げる大泉に後光が射すシーンにつながらないからダメなのか。
最後の最後に、ヤブ長澤が大泉に名前を聞くシーンだけど、「ただのヒデオだよ」に対して、「ふーん、いい名前じゃん」っていう返しをしてたら、鈴木も少しは自分を誇ってもいいのかなと思える描写が生まれてもっといいシーンになってたと思うけど。
あと、長澤まさみが少なからず酷評されてたけど、タバコも似合ってたし、凛としたキレイさもあって、凄く良かった。アクション系はもっと挑戦してほしい。
実写映画の中では一番好きかも
邦画のゾンビ映画は初めてで不安だったのですが、アクション満載で楽しむことができました!
そして原作のキャラクターが忠実というか合ってる!!
主人公の冴えない感じがありつつ、ここぞという時にカッコ良い場面を作る。それが配役の大泉洋にドンピシャでこの人以外考えられないと思いました!さすがコメディからシリアスな役柄を経歴に持つ役者さんだと感じました!
そしてヒロインの有村架純と長澤まさみが可愛かった!
真のヒーローになった男
レンタルDVDで鑑賞。
原作は第10巻まで既読です。
佐藤信介監督、マジで最高。日本でここまで高水準のアクション・エンターテインメントをつくれるのはあなただけ!
邦画大作でゾンビ物も珍しいですがいいチョイス。飛び散る血・脳漿・臓物!―振り切ったゴア描写にアガりました。
韓国の潰れたショッピングモールを使っての撮影も規模が大きく、パノラマ的で秀逸。低予算でセットを組めないのなら、既に存在しているもので撮ればいいなんて全くその通り!
原作でもこのくだりは好きだったので期待していましたが、ダイナミックに構成されていてとても楽しめました。
クライマックス、押し寄せるZQNたちとの激闘が興奮の極地で、息を止めて観入りました。個人的にお気に入りの跳躍ZQNが屋上に上がって来た時の絶望感足るや…
うだつの上がらない男・鈴木英雄(大泉洋)がヒーローに覚醒していく過程がよく練られているなと思いました。
はじめ、彼はせっかく持っている散弾銃を使おうとはしません。その理由とは単純明快、法律で禁じられているから。
辿り着いたモールでは「俺が法律だ」と発言する勘違い野郎がいて、散弾銃を奪われてしまう。その男の指揮の下、火炙り処刑まで行うえげつないコロニーが構築されていました。
法律は本来、私たちを守るために存るはずなのに…。英雄が憧れているヒーローも人々を守ろうと行動する存在ですが、法律の前ではそれすらも容易に叶わない現実…
人間は自身を雁字搦めにしている生き物だとつくづく感じました。その縛りを解いた時、人は強くなれるのかも。ある意味ZQNは縛りが無いから強い。でもそれはまた違う強さ…
絶体絶命の藪(長澤まさみ)と比呂美ちゃん(有村架純)を守るため、覚悟を決めた英雄の凛々しいこと。散弾銃を構え、小声で「はーい」と言ってからのファースト・シューティングは原作でも好きなシーンだったので胸が高鳴りました!
真のヒーローとは、殻を破って何かを成し遂げた者を言うのかもしれない。英雄にとっては法律が覚醒のきっかけとなりましたが、自分を取り巻く縛りから脱却することが肝心かも…
※修正(2023/04/07)
漫画の世界を愛する再現力に脱帽
原作の漫画が好きで全部読んでいるだけに、映画化は食わず嫌いだった。あの世界観をどう映像化するのか恐る恐る観てみる。
(女子高生ひろみと出会いタクシーに乗るまでの)冒頭の流れ、特にドアポストから彼女のZQN化を覗くシーンの再現度は見事だ。日本のソンビ映画もここまでのクオリティに到達していたかと関心させられた。全然『ウォーキング・デッド』に負けてないね(映像は)。
ただ、やはり映像表現に注力するあまり、ストーリーやメッセージ性にはやや欠けたかなという印象。原作の格差社会に対するアイロニーのこもったアンチテーゼをもっと伝えてほしかった。「みんなニート」なんだって。
それと、個人的にはひろみの有村架純のキャスティングはしっくり来なかった。もっとスポーティーでアクティブかつ闇を抱えたような子が良かったな。(具体的にパッと思い浮かばないけど… 清原果耶とか?)
ZQNは、今の世の中に劣等感を抱いている者たちの不条理に対するデモ行動の現れなんだろうね。
心に残っているセリフは、「過去の記憶の中で生きている。そっちの方が幸せかもね」。
さすが大泉洋
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自宅(CS放送)にて鑑賞。高速道路での事故迄は非常に良かった。その後の何でも揃う商業施設(本作ではアウトレットモール)での籠城、そこでの(私設)軍隊、或いは自警団での排他的な扱いからのイニシアチブ争いや内ゲバへ巻き込まれると、昨今では王道中の王道の展開。原作未読故か“ZQN”の設定や動機付けがイマヒトツで、機敏なのか鈍重なのか、喰らってる様にも思えないし、何の為に人を襲ってるのか判らない。クライマックスの戦闘時に切り札になると思ってた“早狩比呂美”の有村架純が中盤以降ラスト迄、唯のお荷物だったのも?65/100点。
・血糊が多いだけで、ゴア描写はワンパターン。ただ“ZQN”の外観やメイクは佳かった──特に片瀬那奈演じる序盤での“てつこ”こと“黒川徹子”が感染し、ベッドから起き上がりからの格闘シーンの動き方は独創的でとても佳かった。
・中盤以降のアウレットモールでのシーンは、私有地とは云え銃規制の法律に抵触する虞れがある為、富士山の裾野と云う原作の設定に近付けた装飾を施した韓国の金浦国際空港から車で1時間程度の距離に在る数年前に廃業した商業施設でロケが行われた。“鈴木英雄”役の大泉洋はトレーラーに附き、散弾銃の撃ち方や構え方の特訓を受け、このロケ地で実弾を使った撮影が行われた。
・韓国以外でも浜松フィルムコミッションのロケ地誘致に従い、静岡県浜松市にて、大勢のエキストラと交通規制を敷いた環境で行われた。
・昨今では珍しく女性の喫煙シーンがある。ラスト近くで登場するアルファロメオのジュリエッタが、地下に停めていたとは云え、数日経っているにも関わらず汚れや埃の無いピカピカだった事、更には残り弾たった96発で全滅してしまうのにも違和感を憶えた。
・鑑賞日:2017年9月3日(日)
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