劇場公開日 2016年4月23日

「邦画の頭打ち」アイアムアヒーロー Flagmanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0邦画の頭打ち

2020年3月3日
iPhoneアプリから投稿

面白いと聞いていたので鑑賞。

ゾンビランド的なコメディかと思えば、意外とシリアスでテーマ性の強い物だった。

僕は原作を知らないので、あまり違和感なく冒頭から映画の世界観に入れました。

感想は星3
邦画としては頑張ったと思う。
無理に出来もしないCG丸出しのSF映画を作るよりこう言う映画の方が好感は持てる。

大泉洋もハマってたしやりたい事、表現したい事は伝わった。
でも邦画の限界が垣間見えた。

何がなんでも予算が足りない。
金がない。それが邦画。

CG技術が無いわけじゃない。
金がないから妥協して作る。

この状況は日本政府がどうにかしたらどうか。
アニメもそうだが、日本の芸能、エンタメにもう少し力を入れてはどうか、例にお隣の国は映画製作費用も国から出ると聞いた。もちろん全額ではないだろうが、そういったバックアップでいくらでもクオリティは上げられる。

なんか、普段邦画を見てもこう言う考えは持ったこともなかったが、この作品を観てるとどうも邦画界の限界が見えた気がしました。

お金云々は勿論ありますが、それとは別に。
脚本や演出のちゃちさは邦画独特。
こればっかりは金のせいではない。
アイデア次第では『カメラを止めるな』の様な成功例もある。

邦画が嫌いなわけでは無いが、ストーリーは後回しにし人気俳優を寄せ集め無理やり感動作にし客寄せする映画は大嫌い。

この作品はその映画達からは一線置いた作りだった。

星2と行きたいが期待を込めて星3

Flagman