「原作のクセのある主人公の脱臭に成功」アイアムアヒーロー ヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
原作のクセのある主人公の脱臭に成功
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面白かった!主人公の原作の欠点(あまりにも内向的で世間と合わせられない点)をとっつきやすい主人公に改変していて大正解!
主人公の彼女もいい娘(原作は嫌な女)になってたし。(原作だと殺めてしまった彼女を弔って置き手紙する所があってそこが好きなんだけど、映画で入れちゃうと主人公があまりに冷静でちょっと浮世離れしちゃうから外したのかな。)
主人公がショットガンを打たないのも良い。主人公のショットガン=ヒーローがいつ変身するか?ということで、
主人公は法を守ろう=自分を守るから
↓
他者を守りたい=自己犠牲
を覚悟したときにやっとショットガンを打てるようになる、というある男が覚悟を決めて変化する話。
そして特筆すべきはゴア描写。本家アメリカゾンビ映画に匹敵、負けてない。
ただ日本の映画らしく主人公が弱々しい奴から変化ってのがもどかしい。アメリカ映画のゾンビ映画の主人公は最初からショットガンぶっ放せる輩が出てくるので冒頭から無双を楽しめるようになってる。
街中ワンカット風にタクシー乗るまでのカット。あれ韓国で撮ったて言ってたけど幾ら掛かってるんだろう。凄い。
花沢健吾のマンガ、内向的で頑固な男性主人公と女性嫌悪が出ていてあまり好きにはなれなかったけど、大泉洋が演じてくれたおかげで凄く魅力的な主人公になってた。ハマり役だと思う。
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