ベイマックスのレビュー・感想・評価
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サンフランソウキョウ
高い映像技術が良い場面の描写を作るために生かされるようになった
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:65点 )
ディズニー作品はCG技術がいたずらに高くてもそれを映像描写に生かしきれていないと今までは感じていた。しかし今回は空を飛ぶ場面が実に爽快で良く出来ていた。細かな描写で雲の形や街並みの映像や風景を再現して、それを前から後ろに流しながら空を駆ける疾走感が良く描かれていて、良い映像を作るために技術が存分に発揮されていた。宮崎監督をはじめとする日本が得意とする画像の表現する躍動感が、アメリカのアニメでもようやく実現されるようになった。このあたりは日本のアニメを研究して取り入れたのかもしれない。
物語の内容はそこそこだが、敵役も含めた登場人物の描き方や映像や設定が良くて楽しめた。何故サンフランシスコらしき都市の日本人が主人公なのかがよくわからないが、日本が良く描かれていたのも日本人として嬉しいところ。
●ベイマックスのやさしさ。
あー、そうか、マーベルか。
もっとアクションを押すべき
ベイマックスかわいいなー。
日本のアニメに近づけた、ハリウッドのCGアニメ。
日本のアニメを参考にして、制作しているということなので、全体的に日本的な雰囲気です。
ハリウッドのCGアニメは、動物的、アニメ的キャラクターが中心で、普通の人間的なキャラクターは少なかった。
いつも思っていたのは、普通の人間的キャラクターを中心としたCGアニメを作ってほしい、ということでした。
「カールじいさんの空飛ぶ家」の時は、特にそう思った。
最初は期待どおりだったのに、どんどん動物的キャラ、アニメ的キャラばかり出てくるようになって、結局これか・・・とすごく失望した。
この作品がすごいのはアニメ的なキャラはベイマックスだけというところ。
それもベイマックスはロボットだし、しかもケアロボットだから、アニメ的なキャラと言えないところもある。
もしかしたら実写でも大丈夫かもしれないけれど、どちらかというとアニメの方がいいという、そのギリギリのラインが、日本のマンガやアニメを見慣れた自分には、心地よい感じがした。
しかも、見る前はディズニーらしい癒し系の作品(同時上映の「愛犬とごちそう」みたいなもの)なのかと想像していていたけれど、りっぱな王道バトル物の映画。
ヒロとベイマックス、仲間達との友情や、皆いろいろ失敗を繰り返しながら成長し、絆を深め、敵キャラと戦っていくところが素晴らしかった。
ただ、敵キャラの動機が、ちょっとひっかかった。
ネタばれにはならないと思うけど、ハリウッドのほとんどの映画に出て来る、いつもの家族愛。
日本のアニメでは、友情とか、仲間愛みたいなものはよく出てくるけど、家族愛はめったに出てこない。
家族愛が出てくるのは、ほとんどサスペンス映画だけ。
せっかくいい感じできていたのに、結局これになってしまうのか・・・というところが、やや残念だった。
意外と良い話!
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