「対象:全世界の子どもたち」ベイマックス 加藤プリンさんの映画レビュー(感想・評価)
対象:全世界の子どもたち
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やれISISのテロだ、北朝鮮からのサイバーテロだと
人種や宗教、国家の壁を「熱く」感じる今日この頃。
いやあ、面白かった!
「ジャイアントロボ」というか「ドラえもん 幻の最終回」というか。
きっと、世界中のどの国の、どの人種の、どの宗教の子供が見ても、
この映画を見て面白くなかった、という人間はいないんじゃないのかな?
そういう風に作っている、というのが、ひしひしと伝わってくる。
技術的側面はさておき、新しいことは、なにひとつしていない。
けれども、非常によく勉強されて造られていることは明白で
アメコミと、日本の戦隊ヒーローと、各種特撮と、お涙ちょうだい系のSFと、ロボットものと・・
面白いところを、いいところ取りしてるだけ。そして、ちゃんと造ってる。
ただ、それだけ。
そう、それでじゅうぶんなんだよね。
世界中どこを探したって、人間と子供しかいないんだから
普遍的なものを突き詰めてゆけば、単純な結論に帰結しただけ。そんな印象。
余談だが、、
1999年にスターウォーズEP1を観たときにレビューで書いたことを振り返る。
あの、ドロイドと原住民の戦争シーンを観て
「どこにも実写なんてないじゃないか! 進んだCGはもはやアニメだ。CGとアニメと実写と特撮は、いずれ境目がなくなる!」
と、ワタクシ、書いていた。
いよいよ、そんな時代がやってきた。
予言が15年ほど早かったけど、ホントにあのとき、そう思ったンだ。。。
いやいや、これからの子供向けアニメーションは、こうあって欲しいものですよ。対象:全世界の子どもたち。
なんてステキな未来なんだ!
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