「永井豪が懐かしい。」ベイマックス mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
永井豪が懐かしい。
ディズニー映画といえば、「白雪姫」や「シンデレラ」のイメージがいまだに強い。「美女と野獣」や「アラジン」が決定的か。
本作はからんではいないが、ピクサーのイメージが強い。もっというと「Mr.インクレディブル」(ブラッド・バード監督)に近い。
ラストでスーパーヒーローになってしまうなんて。
サンフランシスコと東京を混ぜたような街が舞台になっているのだが、それはドラマにあまり影響していない。なんのための装置だったのか、不分明である。
ただ、日本のカルチャーの影響を受けているのは確かである。
ベイマックスが武装したときに武器として使用する、腕がロケットのように発射する装置。あれはまさにロケットパンチ(「マジンガーZ」)であり、次に翼を出したときはデビルウイング(「デビルマン」)を想起した。
日本のカルチャーというより、永井豪である。胸から炎を出したらどうしようかと思った。
スーパーヒーロー誕生物語としてよくできていた。
だが、やはりディズニー映画と呼ぶには違和感があるのは否めない。ディズニーは変化してしまうのか。
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