「一家に一体、ベイマックス。」ベイマックス ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
一家に一体、ベイマックス。
面白いことにご本家と日本での宣伝ポスターがまるで違う(爆)
それもそのはず、ベイマックスとはマーベルの『Big Hero 6』に
登場するキャラクターで、そのマーベルがディズニー傘下に入り
こうして初コラボが完成したということだ。…何だ、そうなんだ^^;
なので、原作を知ってしまうと「エ?ナニこれ違うじゃん!」となる
らしいんだけど、この『Big Hero 6』ってのが、かなりマイナーな
認知度の低いコミックだというところがディズニーの巧い算段で、
殆どのキャラを縦横無尽に変えてしまい、止めにベイマックス!
こんなにぷよぷよの可愛い癒しキャラに変えちゃった。
でも。それが功を奏してこの完成度!もちろん私も大ファンに。
あのトトロ大好き!な日本人がこの図体を嫌いなはずがない。
亡き兄タダシが主人公ヒロに遺したケアロボット、ベイマックス。
あなたの心とカラダ(健康)を守ります。と、あらゆる所でヒロに
まとわりついてきては、ヒロを健康に近づけようとケアしまくる。
原作の戦闘ロボ的な活躍も後半に控えているが、
どう見ても可愛い、癒しの、一家に一体は欲しい、ベイマックス。
何にも知らないままで観た方が(原作と比べなくて済むし)、
隅々まで行き届いた癒しドラマに引き込まれること間違いなし。
レリゴ~アナ雪では姉妹の絆を取り上げたが、今回は兄弟の絆。
しかし今回は兄がもういない。弟は自分の力で事故の謎を解明し、
敵に闘いを挑まなくてはならないのだ。後半はほぼ戦闘ヒーロー。
そして日本人にはいかにもな東京風景と、あのキャラこんなネタ、
随所に渡って楽しめること請け合い。マーベルネタは盛り沢山。
私はベイマックスが指を一本立てて説明口調で話すあの雰囲気が、
相棒のあの人にソックリだ~♪と思って非常に楽しめたんだけど、
充電が切れてヘベレケ親父になったり、危険から全員を守ったり、
そして最後の…あれには、もう大丈夫。なんて、誰が言えるかい!
笑いと興奮と癒しと涙の配分がちょうどよく心地良い。
個人的にはアナ雪をかなり上回る面白さだった。ベイマックス欲しい~
(エンディングにマーベルのあの人が出てくるから、最後まで観てね)