「非の打ち所がない」ベイマックス 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
非の打ち所がない
脚本に起こした段階で、大成功した理由は2つ。
ヒロを14歳の天才少年にした事と、ベイマックスをケアロボットにしたところだと思うのです。
ヒロはまだ14歳で、吸収が早く行動も早いし、考え方も物語全体を通して大きく変わります。これが18~20くらいの青年の話だったらなんか無理ある。まだ感情を上手く整理できない少年だからこそ、中盤の苦しさがあり、ベイマックスに慰めてもらっただけでもすんなりと道を間違えることなく悪に立ち向かう。子供ってそうだと思うんです。身近な人の態度と言葉で簡単に「自分」ってものが変わってしまう。さらに頭が良いってことで、色々なところで脚本を助けていた。
ベイマックスは「ベイマックスもう大丈夫だよ」と言わないと離れられない。ケアロボットだからできる最後の演出なんですよね。にっくいなぁ…!自分から言わせる。もちろん嫌だって言うしかないのに、言わないといけない。ちゃんと別れを納得してサヨナラする演出はやっぱり感動しますよ。もう会えないことが分かってて言う「さよなら」っていう意味の「大丈夫だよ」はどんな別れより切なくて美しい…。
ストーリーが十分過ぎるほど面白いのに、背景やら色々なところを凝って作ってて何回でも観れちゃうだろうな。
でもゴーゴー・タマゴって名前だけちょっとどーかと思うぞ…。もっと、いやもっとどうにかならなかったのか…!!
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