「シアーシャ・ローナンが好きで見た。 今人気者のトム・ホランドが出て...」わたしは生きていける ティム2さんの映画レビュー(感想・評価)
シアーシャ・ローナンが好きで見た。 今人気者のトム・ホランドが出て...
シアーシャ・ローナンが好きで見た。
今人気者のトム・ホランドが出ていて、愛嬌のある役がよく似合う。
エディー役の俳優も有名な映画の主役で観たことある人が多いと思う。
彼らの若いころが見られて、みんな魅力的だった。
主人公は自分ルールがたくさんあり、自分で不自由にしている。頭の中の声は、人に言われた言葉もあったかもしれない。傷つきたくないから予防線を張っていってる。きつい口調や態度もそう、先に攻撃しちゃう。
従兄弟たちと過ごしデイジーが心を開いていく。
前半の田舎暮らしパートが良くて、ここだけ見ていたかった。なんて事ない平和な田舎暮らしの青春映画でいい。
視聴者も懐かしんで恋しく思う前半になってて、デイジーが歩いて帰ろうとするのが無謀でも、戻りたい気持ちがわかるような作りにしてる。
戦争についてはあまり触れておらず、危機的状況になった時という設定が欲しかったんだと思う。突然で大きく抗えないもので現実味のある問題として戦争。
少し前ならもっとファンタジーに感じたかもしれないが、最近だとなくもない危機。戦時中のリアリティはあるかわからないけど。
デイジーの自分ルールは戦争中はそんなのやっていられない。すぐに適応する。
彼女の成長と変化。愛が人を癒すみたいな話かな。女の子のだけの冒険、サバイブは珍しい。軽めの描写だと尚更。山籠りとか玄人なリアルなタイプはある。
危機的な状況では頭で考えてわがままを言っていられない。
平時は余裕があって、自由に我儘言っていていいと思う。人によって我儘や贅沢は違うしこだわりを貫く余裕がある。
戦時はみんなの自由の水準が下がって余裕がない。自分のこだわりは贅沢になって、守る優先順位が変わる。
デイジーのこだわりは状況が過酷になると簡単に変われたけど、大したことないって思いたくはない。くだらないルールだけど、どうでもいい悩みではなかった。
でも、誰かが話して変えようとするより環境の変化の方が影響あるのはそう思う。
この手の世界崩壊タイプの話だと、ゲスい男のシーンは欠かせないみたいだ。
女、子供は襲われる。これがないとリアルじゃないから…。平時でも多いんだからもちろん起きますよと。
でも、もう飽き飽きしてる。ないわけないし絶対起きるのは予想の範囲、でも見たくない。映画に入れなくていいくらい現実が良くなればいいけど、無理そうなので今後もゲスい男のシーンが入り続けるでしょうね。リアリティ出すのに手っ取り早くて丁度いいし、外せないとかか。まともな男女ともに被害者。
デイジーはエディーがいれば生きていける、と依存というか支えにしてて、でも最後は自分が支える側で健康的な意味で「生きていける」に変わっててよかった。
自然の中での笑顔は素敵だった。