「現在進行形の人生」海街diary xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)
現在進行形の人生
「そして父になる」で、僕を泣かせてくれた是枝監督。
その意識で見たのだが、期待に違わぬ名作だった。
4姉妹を中心とした現在進行形の人生が静かに描かれていた。
その4人だけでなく、その母親の人生も、食堂のおばちゃんの人生も、
長女と不倫?関係の医師の人生も、次女の上司(元都市銀行員から、地方の銀行マンに)の人生も、言葉は少ないものの感じさせてくれた。
そう是枝監督はすべて、等価値・等距離で描いていたのだ。
それは神の視点?、いや、自然の視点だろう。
美しい日本の大自然のもとにある現在進行形の人生。
そんな風に思わせてくれる映画だった。
なにか、小津監督の領域になってきた?
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