LUCY ルーシーのレビュー・感想・評価
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改めて観てみると、最初は1%だってことは、ルーシーはパープー姉ちゃんだったってことか?
人間は脳の10パーセントしか使ってない!ここから発想を展開して全てのプロットが生み出された作品であることは間違いない。
序盤からヨハンソン演ずるルーシーが韓国マフィアの運び屋にされてしまう経緯と、フリーマン演ずる脳科学者であるノーマン博士の演説。それに地球誕生からの自然ドキュメント映像などを交えて人間の脳進化の過程を描いている。いきなり猿が遊んでる映像なんてのは『2001年宇宙の旅』のパクリかと思ったけど、そこはベッソン監督だから許せる範囲(笑)。
サスペンス要素も満載で、マフィアに暴行されたときに埋められてあった体内のドラッグが溶けだしてしまったルーシーは徐々に脳に変化が起こり、頭の回転の良さのみならず、他人の心や物体を動かす超能力まで身に付けてしまう。しかし、まだまだ脳の使用量は20パーセント弱。なぜだか、もっと薬が欲しくなり、同じく運び屋にされてしまった3人の男たちを追うのである。すでに中毒症状なのか?と思いきや、その中毒症状は脳の活性化100%を求める何かが働いていた・・・
運び屋を追うと同時に、脳科学者ノーマンとコンタクトを取ろうとするルーシー。助けてほしいのか未来の人類のために進化そのものを教えようとしていたのか、頭の良い人の考えがわからないと同じように、何が目的だかわからないまま緊迫感のある展開にくぎづけ。
発想が面白いんだけど、SF的な終わり方以外はギリギリ合格点て感じの作品。しかし、ヨハンソンの魅力と、マフィアのボスであるチェ・ミンシクの怖さが際立っていたことで加点。
〈2014年9月映画館にて〉
フィルム時間が短いのがせめてもの救い
ストーリー/脚本が安直というか、予想以上に肩透かし感が否めない。
色んな映画のオマージュ(パ◯リというか)に監督のアイディアの枯渇を感じずにいられない。
似たようなテーマなら、昔トヨエツと武田真治が共演したnight headの方が出来が良い気がする。
タイトルなし(ネタバレ)
まずこの映画には生命という大きなテーマがあり、その中でも生命の始まりやその本質について語られています。このことは、映画内部でご丁寧にも冒頭から終盤に至るまで長々としつこめに説明されていることから見て取れます。
その上でこの映画はあるひとつの問いを投げかけているわけであります。すなわち、生命が内包する知識(あるいは遺伝子と言っていいかも)の行き着く先はいったいどこなのか、という問いです。
押井守監督作品のひとつであるGhost in the shell/攻殻機動隊では哲学的にこれを説明しようと試みたわけです。草薙素子は人形使いとリンクし、均一なるマトリクスの裂け目の向こうへ旅立ちました。
我童子のときは語ることも童子のごとく...(以下略)
さて、生命の本質は遺伝情報を後世に伝えることにあるとする...というのが一般的な考え方でしょう。
で、あるならば、究極の生命体とも言える、無限の知識を持った生命でさえも後世にその情報を伝えるべき、あるいは伝えようとふるまうはずなのです。
Lucyは無限の知識を獲得しました。彼女のなすべきことというのはその知識を後世に伝えること。
Lucyには時間がありません。無限の知識を表現するにはヒトの肉体ではもはやヘッダが足りていない。無限の知識というのは何でも知っているということ。時空さえも乗り越え、宇宙をも包み込む得体のしれないものです。
最後のシーンで携帯電話に"私はどこにでもいる"とメッセージを遺したのはそういうことです。
難しいSF。 一言そういう感想。 終わり方 私はどこにでもいる っ...
チャレンジング
タイトルなし(ネタバレ)
覚醒した主人公が悪の組織とバトルする話だと思ったら全然違った…
ルーシーが最初からあまりにも強すぎて面白味がない。
刑事さんほんとに手伝うこと何もなくて笑う。
100%まで覚醒したら神になるということ?
まぁその辺はあくまでも想像の世界だし映画だし否定することではないけどやっぱり違和感ある。
とにかくコレじゃない感がすごい。
けど脳は10%しか使われてないっていうただの都市伝説でここまでスケールの大きい想像ができるのはすごいと思う。
生半可な気持ちで見ちゃいけないってこと
劇場で観賞して以来6年ぶり2度目。
当時は正直、?????状態だったが、
なぜかここ最近この映画を思い出す機会がよくあり、今なら何か分かるかもしれないと思い観賞。その通りだった。前回とは印象が全く違う。
これは概念、感覚、常識、科学、意識を超えていく物語。
まず、この映画に批判的な人たちのよくある批判だが、
「科学的根拠がない」
当たり前。“科学的に認められている”と聞くと無条件で納得する人間はやたら多いが、それは現状調べることが可能であった範囲の研究で、研究に適合した結果であるということに過ぎない。学問上の常識が覆ることは歴史の知るところ。
「意味がわからなかった」
調べるか詳しい人に聞くなり勉強をしてくれ。
「結末がよくわからない」
調べるか詳しい人に聞くなり勉強をしてくれ。
「映画の作りとしてよくなかった」
私もそう思う。それが原因でこの映画は単純なエンタメ映画なのか深淵な哲学脳科学映画なのかの狭間で実に中途半端に仕上がっている。
だからあえて言っておきたい。哲学や脳科学などの学術的な知見がある程度備わっていて、映画としての完成度に目を瞑れる人以外、見ない方がいい。
この映画は実に示唆的だ。
もし内容に納得できないところがあるならば、自らの頭が固くなっていること、固定観念に囚われていることを一度疑うべきなのかもしれない。それはもちろんこの映画の内容が正しいという意味ではない。しかし一つの帰結としては受け入れられて然るべきだ。
などと言っている私自身この映画が分かったわけではない。
いや、正確にはこの映画は我々が分かるものではない。
リュックベッソンは分からないものを分からないものとして最大限分かりやすく表現することには成功したように思う。
“全然何も分からない”ということが“分かった”感覚がベッソンの狙いだったのではなかろうか。
科学の理想を描いたSF作品
もしかしてと思わせるニュアンス
違う方向に進んでいたら、もっと面白くなっていた気がします。
奇想天外
人間の脳は10パーセント程度使われているだけ。
人間より使っているのはイルカで20%で正確なソナーでコミュニケーションが取れる。
偶然新しい薬物の運び屋になってしまったルーシー。お腹の中に埋め込まれた薬物の袋が破けてしまい、超人的な能力を発揮する。人間が100%脳を使ったらどうなるか。物質や時間までも制御できると言う奇想天外な話です。
ルーシーの体は消えてしまったけどどこにでもいると言う結末。脳をもっと活用できれば良いなぁ。いちど見て忘れてしまっていた。
ようやく観れた
脳が100%機能したら他者も思いのままになるっていうのは理由がわからない。
自分の脳なのに?
でもまあ紫外線が見える人もいるっていうし、霊を見られる人もいるっていうから、脳は未知の領域ということでなんでもありなんでしょう。
非常に哲学的な感じで俺は面白かったな。
細胞が自らの走馬灯を見ている様だと感じられる部分や、一即一切一切即一風の終わり方なんかも刺激を受けた。
考え方としてトランセンデンスと似てる気もした。
出発点がテクノロジーか細胞かという違いはあるにせよ。
スカヨハは焦点の合わない目線の無表情がよく似合う。
映像に関しては、これだけたくさんの映画や映像作品が作られているなかでは、既視感があるのはやむを得ないか。
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