「嫌いになれない作品」悲しい色やねん みるさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌いになれない作品
はっきりとしたストーリーの筋がなく行き当たりばったり的に物語が進んで行く、いわゆる「ソフトストーリー」と呼ばれる種類の作品。
ヤクザの息子がカタギになり大阪にカジノを作る物語ですが、視聴者は途中「いったい何を見ているんだろう」という感じになります。
しかし、題名の元になった「悲しい色やね」の歌が素晴らしすぎて見終わった後に『いい映画みたな』という感じにさせてくれます。物語の最後にとんでもないことになって「悲しい色やね」が流れるのですが、これが映画を見終わった後の余韻を凄く感じさせてくれるのです。道頓堀の川から撮影した大阪の風景も凄い良い。
映画としてはいろいろとアレな部分も多いのですが嫌いになれないです。
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