「難民問題と向き合う」グッド・ライ いちばん優しい嘘 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
難民問題と向き合う
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自身の難民に対するこれまでの無知のせいか、素性のわからぬ難民に対する警戒心も漠然とあって、同情はできても何もできないという無力感からか、胸を張って観ることが辛く難しい映画であった。
恥ずかしながら劇中人物の人柄や善意を一面的な美談であるとか、南スーダンは英国統治で言語や宗教観が受け入れに幸いしたとか、映画化に対する難癖のような自己正当化の言い訳が頭をよぎる。
しかしながらそれらを割り引いても素晴らしい映画を創ったことに賞賛と拍手をおくりたい。
今もなお支援を続けている各国の有志の方々には頭がさがります、内乱は無いものの自然災害の多い我が国、ひとたび未曽有な天災が起きれば他人事ではありません。できることは少なくとも目を逸らすのではなく問題を正視する気概を持ちたいと思わせてくれる力作でした。
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