劇場公開日 2015年1月24日

「Direct-to-Blu-ray? You talkin' to me?」ネイバーズ Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0Direct-to-Blu-ray? You talkin' to me?

2015年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

良かった。

愛すべき馬鹿しかいない世界で。
笑うしかない下らない攻防戦が繰り広げられる。
馬鹿と下品がミッチミチに詰められる中。
大匙2杯程度、両者の成長物語が含まれており…最高でした!

特筆すべきは馬鹿を熱演/体現した俳優陣。

まずマックとケリーの夫婦。
夫マックを演じるセス・ローゲンの面白さは委細承知ですが。
妻ケリーを演じるローズ・バーンの馬鹿演技は新鮮かつ嬉しい衝撃。
夫婦で同僚を説得する際の下品な寸劇は笑いました。
面白いだけではなく夫婦揃って真剣な顔が格好良い。
セス・ローゲンは体型や顔立ちの関係で若干の間抜け感が残るのに対して。
ローズ・バーンの真剣な顔の妖艶さ。
或る大学生達を惑わしている時の顔はグッときました。

対するフラタニティの面々も良かった。
会長のテディを演じるザック・エフロンの“お山の大将”感。
副会長のピートを演じるデイブ・フランコの参謀感。
こちらのコンビも観ていて楽しかった。
余談ですが。
映画「スプリング・ブレイカーズ」では兄のジェームズ・フランコが馬鹿な若者達の春休みを煽動する役を演じており。
兄弟揃って馬鹿な若者を煽動している点は感慨深かったです。

またフラタニティの主要メンバーとしてクリストファー・ミンツ=プラッセが。
映画「Kick-Ass 2」で肝心な時にナニがナニしなかった彼が。
本作では「全身ナニ男」として登場するのが対照的で面白かった。

端役で登場したリサ・クドローも良かった。
ドラマ「フレンズ」で頭の線が数本切れたフィービーを演じていた彼女が。
馬鹿な大学生を管理する学部長まで昇り詰めている。
主役であるセス・ローゲンも含めて『大人になったなぁ』という印象で更に感慨深かったです。

愛すべき馬鹿達が世にも下らない攻防戦を繰り広げる本作。

攻防戦の中身も馬鹿馬鹿しくゲラゲラ笑いました。
個人的には中盤登場した或るモノが終盤に再登場。
その際の見た目の間抜けさ、扱いの酷さが最高でした。
あとロバート・デ・ニーロ祭りの「You talkin' to me?」も最高でした。

この作品がソフトスルーとは。。
劇場で海外コメディ作品を観る機会が無いのは至極残念。
Blu-ray上映をしたユナイテッド・シネマは偉い、素晴らしい!

この馬鹿馬鹿しさを是非劇場で。
オススメです。

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Opportunity Cost