劇場公開日 2014年7月12日

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「「命を産んだ者の責任」、爽やかに問うロードムービー。」gift 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「命を産んだ者の責任」、爽やかに問うロードムービー。

2014年7月15日
PCから投稿

泣ける

笑える

悲しい

【賛否両論チェック】
賛:「命」という重いテーマを爽やかに描く。設定の割に飽きさせない展開が秀逸。
否:コメディタッチだったのに急にシリアスになったりと、若干雰囲気がどっちつかずの印象。

 テーマは、「命を産んだ者の責任」。爽やかなストーリーの中にも、そうした問いかけが随所に表れています。タイトルの「gift」という言葉の意味も、とっても味があってイイですね(笑)。それだけではなく、最初はいがみ合っている2人が、苦難を共にするうちに、少しずつ互いの境遇や想いを受け入れていく様子も感動的です。
 クライマックスのシーンはやや好みが分かれそうな気もしますが、心揺さぶるストーリーであることは間違いありません。笑って泣ける爽やかロードムービーです。是非劇場でご覧になってみて下さい。
 ちなみに、途中で出てくる公園は、「クロユリ団地」や「みなさん、さようなら。」なんかで出てくるのと、同じ団地の公園です(笑)。

映画コーディネーター・門倉カド