劇場公開日 2015年10月3日

「17本目。エンドロールまで楽しさ満載。」バクマン。 Haruさんの映画レビュー(感想・評価)

4.017本目。エンドロールまで楽しさ満載。

2017年7月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

サカナクションが音楽を担当する、ということで気になっていた作品。
実際に見てみると、映画の世界に引き込まれて、とても面白かった。

サカナクションの音楽が、とてもいい味を出している。
特に、漫画のアイデアをひらめいたときの音楽がとても印象に残っている。
だんだんと音が大きくなって、「ひらめいた!」と言わんばかりのスピーディーな音になって、上手い使い方をしているなと思った。

全体的に、テンポがよくて1秒たりとも見逃せない感じでよかった。
特に、佐藤健・神木隆之介コンビと染谷将太とのバトルシーンはとてもよかった。
高校生漫画家対決を効果的に示したあのシーンは、とても印象に残った。

あと、本作品で、漫画雑誌の制作工程の流れを、ある程度知ることができた。
週刊誌の連載を持っている漫画家は、毎週の締め切りに追われて大変そうだと思ったし、
彼らをサポートする雑誌編集者も、雑誌の売り上げとの兼ね合いを考えながらお仕事をしているのだと思ったし。
私たちが読んでいる漫画雑誌の裏側には、こういうことがあるんだということを知れた。

本作品は、エンドロールまで凝った演出をしていて、「おおっ!」と思った。
エンドロールまで楽しい、なんて思ったのは、おそらく初めてかもしれない。
「最後まで見逃し厳禁」な作品だ。

Haru