「キャスティングミス」新宿スワン Flagmanさんの映画レビュー(感想・評価)
キャスティングミス
原作は知ってますが未読です、数年前まで夜の世界で働いていたので興味本位でレンタル。
スカウトの話としか知らない状態で鑑賞。
勝手に主人公がスカウトのトップに上り詰めるシンデレラストーリーだと思ってましたが、見てみるとただのクローズでした。
キャスティングも主要メンバー3人がクローズ。
そりゃ喧嘩シーンはクローズ見てるのかと勘違いするほどクローズでした。
これって本気でキャスティングしたのか。
スマッシュヒットで続編まで作られたクローズ、準主役まで張った山田孝之使う所あたりにキャスティングした人の安易さがうかがえた。
しかもまたもやオールバック。
中盤あたりに出てくる沢尻エリカ。
なぜ沢尻エリカじゃないとダメなのか。
たぶん、ヘルタースケルターでヌードを解禁し、脱げて若く美人な女優→そうだ沢尻エリカがいるじゃん。ってな具合で決めてそう。
あんなに無名な女優ばかりでてきたのにいきなり沢尻なんか出てきたらストーリーの鍵を握る人物ってのは日本人なら速攻分かる。
そして鍵を握ってたか?と言われればそうでもない。沢尻部分を全部切って綾野剛と山田孝之の因縁部分をしっかりやった方がまだ良かった。
ただのエロ要員にしかなってない。
中盤からラストまではもう完全にクローズです。
原作を読んでいない為、原作に忠実なのかも分かりませんが、スカウトの世界ってこんな壮大じゃないです。
僕が地方だからですかね、東京のスカウトはこんな感じなのか、だったら恐ろしい所です東京。
そもそもそんなデカイ顔しないよスカウトは。
街を牛耳るとかありえない。
山田孝之はヤクザになりたかったのか。
わからない。
ただ、日本映画はSFもダメ、数年前までは世界に誇れたホラーもダメ、恋愛物だらけの現状。
なので、この路線とミステリーサスペンス物には頑張ってもらいたい。
そんな気持ちで星2です。