三谷幸喜 大空港2013のレビュー・感想・評価
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羽田が駄目なら成田があると思うが。
プラネタリウムと松本市をディスるなって言いたい。
設定は面白いのか?しかし、脚本がつまらな過ぎる。そう!理屈関係なく脚本がつまらない。
一家族の『すったもんだ』だから、何も空港使わなくとも。
周辺にいるエキストラが暇そうにプラプラしているのが、気持ち悪い。まるで、ゾンビみたいだ。
生●勝久さんの舞台劇は見たことがある。『グッドバ●』と言う舞台で、藤●直人さんとソ●ンさんが出ていた。良かった。
追記 羽田が打目なら成田があると懐うが。
感想
コメディエンヌの竹内結子さん。安心して見れる。彼女を中心に上手い役者ばかり。
青木さやかさんが下手だがコメディ映画の脇役なのでありか。
映画というよりドラマのような感じ。カメラは後ろから付いてまわるため、竹内結子さんと一緒にみんなを見ているよう。
動きが激しくやっぱドラマより舞台かも。
突然のオーバーリアクションに驚いて笑っちゃう。
というか元はWOWOWのドラマだったそう。
池松壮亮さんの設定は彼の演技力あってこそで、空港でなぜかしたオーディションの演技は、迫真すぎて怖いよ。笑う。
あそこだけ見たら事件に見えるくらい。
割引券をもらえない男こと犬山が、「いじめ?」っていうとこ好き。
ワンシーンワンカット
長回しがいかに大変か
常にカメラを背負い続けるカメラマンが凄い
スタッフさんは映り込みしないように、カメラの角度に合わせて大移動
撮影の裏側を知れば知るほど、この作品のオモシロさがある
WOWOWで放送された「ショートカット」も見逃せない
ドタバタ感。満載
一時間足止めされた一家が
空港で巻き起こる…珍…劇場
…とにかく面白い
家族六人の秘密が
次々と明らかに…バレて
コントの様な
劇を観ているような
・・感覚
三谷さんの独特な世界観
[ラヂオの時間]みたいな
作品でした。
今は亡き竹内結子さんはじめ
香川、生瀬、戸田さんオダギリさん
のキャラが活きています
皆さんが。
…上手いなという印象
ラストまでオチがついて
笑えました。
(甲本さん。超おもしろい)
空港をまるごと使った大舞台劇
空港をまるごと使った大舞台劇映画。
ワンカットのみで撮られたなんて楽しい~♪
撮影時間は短くて良さそうですが、どれだけリハーサルをしたのでしょうか?
竹内結子さんのコメディエンヌぶりが素晴らしい。この世にもういないのはほんとうに惜しいです。
【”皆が秘密を抱えている”面倒臭い一家を相手にする松本空港のスタッフを演じた竹内結子さんのコメディエンヌ全開コメディ。豪華俳優陣を使っての、三谷幸喜の面白きワンシチュエーションノンストップ群像劇。 】
■帰省先の佐賀から東京に戻る途中だった田野倉家は、成田空港の天候不良で松本空港に一時、降り立つ。
上司(甲本雅裕)からの突然のプロポーズをどう断わろうかと気に病んでいた空港職員の大河内(竹内結子)が、彼らのアテンドをすることに。
だが、一人一人曰くありげな秘密を抱えている田野倉家の一家に次々とトラブルが降り掛かり、大騒動に発展していく。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
1.恥ずかしながら、今作の存在を一切知らなかったのだが、大変面白く鑑賞した作品である。
2.田野倉家の面々のキャラ立ちも良く。
・不倫している夫(香川照之)及び彼に纏わりつく女(戸田恵梨)
・夫の不倫を知りつつ、我慢している妻(神野三鈴)が、偽物とわかっていても、縋る偽パイロット国木田(オダギリジョー:偽物感が、バッチリである。)
・プラネタリウムを作りたいという、訳の分からない夢を追う弟(生瀬勝久)は、香川照之扮する不倫夫に借金を申し込むが・・。
・娘(石橋杏奈)は年の離れた×の男ポチ君・・(梶原善)との結婚を求めて貰おうとする。
・息子(池松壮亮)は親に黙って、大学を辞め、演劇の道に進もうとする・・。
■といった、田野倉家の人々の秘密が徐々に露わになり・・。そのたびに駆け回る空港職員の大河内だが、徐々に彼女は田野倉家の人々の秘密を理解して行き・・、という流れが小気味よく、コメディタッチで描かれる。
■そして、まさかの妻を亡くしたばかりの祖父(綾田俊樹)の物凄い”カミングアウト”のシーン。呆然とする田野倉家の人々の表情・・。
ー アー、オカシイ・・。田野倉家の人々の秘密に比べたら,メガトン級のカミングアウトである。-
<まさかのポチ君、お金持ちで皆でヘリで東京に戻る姿や、大河内にプロポーズしていた上司(甲本雅裕)が、大河内の同僚(青木さやか)にもプロポーズしてたことが分かるラストシーン。
豪華俳優陣を使っての、三谷幸喜の面白きワンシチュエーションノンストップ、群像コミカル劇。
監督!こういう作品を、劇場版として製作して下さいよ!、と思った作品。>
ワンテイクですがなにか
三谷幸喜をはじめて意識したのは、おそらく大空港2013です。
わたしはこの有名な劇作家のことを知らず大空港2013によって漸く認知したわけです。その後いくつかの映画やドラマを見ていますが、個人的に大空港2013に勝る三谷幸喜はありません。
脚本・監督作品を漏れなく見たわけではありませんが、三谷幸喜の特徴を把握したと思っています。その最大のポイントは「破綻がまとまる」だと思います。
登場人物らが、その行動や言動によって、時間がたてばたつほど、エントロピーが増大するように、にっちもさっちもいかなくなっていきます。
見る者としても、コレもう、どうしようもなくね?ってところまで混乱します。
それがまとまるのが三谷幸喜です。
カオスを大団円にもっていってしまうのが特徴で、思えば、カメ止めは三谷幸喜のようでもあった──と思います。
その特徴にくわえてワンテイクの「枷」が大空港2013にはありました。
個人的に、長回しは、見る人にとってなんの意味もない、と思っています。
タルコフスキーの長回しならば話は別ですが、映像の天才でなければ、ふつうに考えて、カットしないで撮った──だからナニ?ってはなし、です。
1917やヴィクトリアは、長回しだから、いい映画なのではなく、1917は一兵卒が背負った責任をまっとうするのが崇高なのであり、ヴィクトリアにはワンシティワンナイトワンテイクを感じさせないリアリティがあったからです。
長回し=ワンテイクが傑出する理由は、映画の素の面白さが、それ(ワンテイク)に依存していないときだけです。長回し自体には、なんの意味もありません。意味がないので、もし長回しをするなら、なぜ長回しをするのか、なぜ長回しでなければならないのか、根拠を据えなければいけないと思います。
大空港2013は、三谷幸喜的世界が面白かったわけですが、ワンテイクが、なにか寄与していただろうか?と考えてみました。
思い当たったのは「緊張感」です。
だれかが、噛んだらお終いです。それこそけん玉100人チャレンジです。99人目が失敗しても撮り直しです。
ただし、みんな演技派なので、緊張が意外に見えないのです。
それを解く鍵は、青木さやかでした。そうそうたる面子のなかで、青木さやかは、生粋の演技人ではなく、心臓が飛び出しそうになっている──みたいな演技を見せます。むろんそれは面白い絵になっていました。
生瀬勝久が一瞬噛みそうになる場面があり冷や冷やさせましたが、あとはみな堂に入ったものです。竹内結子なんて、何頁になるかわからない台本を涼しげに演じていました。さすがでした。
ところで、わたしがもっとも印象に残ったのは石橋杏奈と梶原善のカップルです。いずれも芸達者なふたりですが、おそらく梶原善は初見だったと思います。
困ったような顔が、すごく語る名バイプレーヤーで、キムタクと長澤まさみのマスカレードホテルでいちばん印象的だったのは梶原善でした。
ただ大空港2013のときは初見であり、相手が端正なお嬢様風の石橋杏奈だったこともあり、だらしない見ばえの梶原善にかるい嫌悪をおぼえたのです。彼はバツ3で、25歳の年の差カップルでした。
「なんでこんな変な男に惚れちゃうかなあ」って感じです。
とうぜん演出上の仕掛けでした。
いったん彼「ポチくん」(梶原善)が大金持ちとわかると、全員が「なんだ、はやく言ってくれよ」みたいな感じで納得するのです。
それは、ドラマ内の登場人物だけの納得ではありませんでした。
見ているわたしも、それで完全に納得したからです。金持ちならば50歳と25歳のカップルは有りです。有りどころか、むしろ適切な組み合わせの勝ち組です。
これは脚本上の気転であると同時に、自身の現金さに気づく瞬間でもあった──と思います。
三谷幸喜には、そんな鮮やかなどんでん返しがあります。
土壇場でゲイをカミングアウトする祖父にも言えます。
アクロバチックな解決によって「破綻がまとまる」のが三谷幸喜なのです。
それがもっとも面白くあらわれているのが大空港2013だと思っています。
大河内千草が生きていたら、再び松本空港で、再びこの面子で、大空港202xをつくってほしかった。つくづく思います。
胸板が厚く、一筋縄ではいかないポチくん
凄い!何が凄いって松本空港を借り切ってのワンシーン・ワンカットドラマ。最初は空港に近いビルでのセットかと思っていたのに、出てくる出てくる本物たち。運行時間外の一発勝負なだけにその大がかりな博打的撮影には驚くばかりだ。wowowドラマの『short cut』は内容が薄くて面白くなかったけど、これは大成功!もともとがwowowドラマだということだが、映画化したのもわかる快作。
香川照之演ずる田野倉とその一家のドタバタ劇なのだが、それを終始竹内結子目線で見つめた秘密だらけの家族の様子。不倫や年齢差婚やLGBTなど多岐に攻めていますが、暗いところなどが一切ない。お祖母ちゃんの葬儀の帰りだったということも忘れさせてくれるのだ。
ケチをつけるとすれば、池松壮亮が引っ張った割には今一つだったことや、結局は“金”かよ!と思わせるところくらい。まぁ、あとはデジカメのメモリーカード抜いたくらいで画像は残ってるだろうよ・・・と思ってしまったところか。
何といっても竹内結子。昨年の訃報で悲しい思いをしましたが、これだけ笑わせてくれる作品を残してくれたことに感謝するばかり。
竹内結子、脅威の胆力。
三谷幸喜の最高傑作。
立体迷路密室大空間に偏執的高密度で組み込まれる悲喜劇。
一発長回しに挑む強者役者陣を最高に可愛く飄々と仕切る竹内結子驚異の胆力。
全員が儲け役の中 #神野三鈴 笑撃の超巧演、それでも甥と姪に愛される生瀬勝久の男の艶が光る。
まあ、おもしろかった。
竹内結子もかわいくて、おもしろくはあった。
こういうのがワンカットっていうのかー、って、そういう見方でも見てた。
確かに(笑)。
でも、話がドタバタしすぎてたり「だから何?」ってなかんじでその先の展開に興味がそこまでもてなかったり、ハチャメチャな展開で疲れたり(笑)
竹内結子、お疲れさん。
笑いが詰まったワンカット群像劇。
『大空港 2013』鑑賞。
*主演*
竹内結子
*感想*
2回目の鑑賞。
竹内結子さんの訃報を知り、未だに信じられない気持ちでいっぱいです。ご冥福をお祈り申しあげます。。
三谷幸喜作品。天候不良のため目的地とは異なる地方空港に降り立ったある家族のトラブルがきっかけに騒動になるワンカットワンシーンのコメディ。
グランドスタッフの大河内が田野倉一家の人達に振り回される感じが好き。
弁護士の父とその妻、そして、妻の兄、姉弟、お爺ちゃんには全員ある秘密を抱えてて、個人的にどれもこれも面白い!
田野倉家の他にも謎の若い女性や中年男、イケメンパイロットが登場して、物語にちゃんと絡みついており、コメディタッチに描かれていて、とても面白かった。
ただ大河内が仕事中にも関わらず、他人の家族に首を突っ込みすぎるのは少し気になりましたが、あんな次から次に立て続けにトラブルが起きてれば、首突っ込みたくなりますw実際ありえないですけどね。(笑)
そして、なんといってもこの映画はワンカットワンシーンですから、カメラは一切止まりませんし、余計な部分はありませんでした。どうやって撮ったんだろう、、誰かが台詞を間違えるとまた一から撮り直しってことかな? それにしても凄かったな~見るのは2回目だけど、改めて凄いと思った。
三谷幸喜さんらしい演出もあって、キャストが豪華!笑い所がたくさんあって、面白かったです!\(^^)/
とんかつラーメン美味しそうだったな~
ネタが監督の過去の舞台劇の作品のようなかんじだった。結婚を親が反対...
ネタが監督の過去の舞台劇の作品のようなかんじだった。結婚を親が反対するのは多いパターン。
誰にでも秘密があるみたいなまとめ方だった。少し長い。
え〜竹内結子が。。
昨日三谷幸喜の作品で面白く観させて頂き今朝の訃報に驚く。。
地方空港(松本)で天候不順で足止めされた葬儀帰りの家族を描く、家族其々の秘事が露わになっていく様をユーモアタッチで描かれて面白かった。
竹内結子さんの地上スタッフとしての役柄も良かった。謹んでご冥福をお祈りします。
ついていい嘘、わるい嘘
三谷幸喜作品を一通り見ようと思ってます。
三谷監督の作品は面白い映画と面白くない映画の差が激しいが、常に挑戦的で見応えがある。
だから彼の作品はどれも見たくなるんだよな〜
今回は映画ではないらしいですね。
WOWOWで放送した100分のドラマを映画館で放映したと。
なかなか面白かったです。
今回はホッコリしたし、笑えた。
とても居心地のよい作品でした。
羽田行きの飛行機は東京が悪天候のため、松本空港に着陸することになった。
松本空港のグランドスタッフ(竹内結子)と飛行機に乗っていた家族が数々の困難にぶつかる話。
ワンシーンワンカットって凄いな。
ということもあってか、話がスムーズに進むし役者たちも自然。どんどん引き込まれる。
言うまでもないが、香川照之と生瀬勝久が素晴らしい。この2人だいすき。キャラが濃ゆいし一際目立っている。2人の会話も面白いし笑える。
残念な点としては三谷幸喜あるあるだけど、
浮気としつこい奴が要らない。
今回で言うと、戸田恵梨香と甲本雅裕です。
いい加減やめて欲しいですね、この設定
あと音楽が少ない。
ワンシーンワンカットだからだろうけど、雰囲気を良くするためにももっと欲しかったかなと。
嘘も全てがダメなわけじゃない。
大切な人を思っての嘘、自分のしたいことをするための嘘。でも、バレたらまずい嘘はダメだけどね。
脚本も綺麗で、楽しめる作品。
ぜひ気楽に見てください。
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