ターミネーター:新起動 ジェニシスのレビュー・感想・評価
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すべてを台無しにした映画
この映画の予告を見てからというもの一抹の不安が絶えなかったがその不安は見事的中
こういうタイムトラベルものはタイムトラベルしまくってしまうと収集つかなくなる典型的な作りになってしまった
色々愚痴りたい事が山のようにありすぎて頭が整理つきませんが
・T-1000は誰が過去に送ったの?
・カイル送る時にコナーが襲われてT-3000になったけどスカイネットからしたらそれで機械側の勝利なんじゃね?
・最後にグレードアップしたT-800は未来から来たの?それとも液に浸かったから?
・3同様に時期はズレても結局のところ審判の日は訪れるんたろ?(まあこれはエンドロールの途中で続きを匂わせていたがグレードアップT-800が未来から来たのならスカイネットほろんでないじゃんって突っ込んでいた)
まあまだまだ言いたい事はありますが俺的にはちゃんと4の続きをしっかり作って欲しかった
そして未来で決着をつけて欲しかったもう4はなかった事になってしまってる
今からでも遅くない、この映画をなかった事にして4の続きを作ってくれ
ターミネーター再起動なるか?
まず最初に私はシュワちゃんのファンだが、州知事から再び映画界に戻ってきてくれた時に嬉しさと共に不安感があった。それはターミネーターを再び演じるということだ。シュワちゃんが戻ってすぐにこの噂が出始めており、それが事実であることが判明した時、私は「あぁ・・・やってしまうのか」と。
シュワちゃん=ターミネーターは当然のことだが、彼は既に65歳を超えてしまった。日本で言えば前期高齢者に該当してしまうのだ。
つまり私の思いとしては「過去の栄光に拘らず、今のシュワちゃんだからこそできる新しい作品にチャレンジして欲しい」というものだった。
しかしファンである以上、観ないわけにはいかない。ましてや「ターミネーター」というからには尚更だろう。この作品は私にとっても特別な思いがある。
前置きが長くなったが、本日観てきました。
まず最初に「よくぞ帰ってきてくれた!」と言っておこう。
観る前に抱いていた不安感は見事に打ち砕かれ、非常に充実したひと時になった。
その要素としては現在のシュワちゃんに(現67歳)とT-800の設定が非常に適した形になっているということが大きいだろう。
過去のシュワちゃんが演じたターミネーターは、上下レザーの服装にサングラス&大型バイクを乗りこなし、重火器を容易く扱い、人間離れした力を持つという「お馴染みのスタイル」。
しかし今作の舞台となる新たなる次元のT-800は「年相応の外観」へと変わっており、サングラスも大型バイクもなし、自然な形となっている。また外観だけでなく中身=金属骨格の方にも「老い」を彷彿させるシーンがある。しかしこれらは違和感を覚えるような演出ではない。T-800は本来人間と同じ生きた組織をその骨格上にまとい、人間社会に溶け込み任務を遂行する。つまり月日が経てば当然表面上の変化が発生してくる。また中の骨格も長い歳月が経てば多少のガタも生じるのは自然と言える。(我々の身近にある車と同じようなものだ。メンテナンスをしなければ徐々に不備が生じる)
またその「性格」も重要だ。ターミネーターに「性格」というのも変だが、今回のT-800は幼少期のサラを守るために現われており、その後もサラと共に過ごし様々な人間の心理を学んできたと思われる。その結果より人間により近ずいた存在になっており、従来のターミネーターよりも親しみやすい印象・更にその外観が合わさり特有の「冷たさ」はではなく「温かさ」が生まれているように思えた。
これらの要素が今のシュワちゃんを再びターミネーターを演じる上での大事なものになっており、もしこれが今までのスタイルをそのまま再現したら恐らく観客達は「無理してるなー歳なんでしょ?」と思われマイナス要因になりかねない。私は良い選択だと思っている。
しかし「それってもうターミネーターじゃなくね?」と思う人もいるかもしれない。いや、いるだろう。
安心して欲しい。人間に近づいたとは言え、彼は人間ではなくターミネーターだ。状況に応じてその人間離れした力を発揮する。
壁や鋼鉄のドアを簡単にぶち破り、バスを片手で支え、敵は徹底的に叩きのめす。
そして今回の戦闘の見所は「肉弾戦」が多いというところ。
もちろん銃火器を使用した派手な銃撃戦も見どころではあるが、やはり「人間離れしたパワー」を発揮するには「肉弾戦」だろう。
今回の敵であるT-3000が性能的に上回ると分かっていながらも、壁をぶち破る体当たりや、重いパンチのラッシュ、投げとばししなど胸が熱くなる場面が多い。
そして敵対するT-3000も魅力的なキャラクターになっていた。その機能はナノ粒子細胞から形成されており、ジョンコナーを取り込んでいる。なので外観から記憶や振る舞いは人間そのものでサラとカイルを翻弄し「機械でも人間でもない」存在となっている。このT-3000の良いところは「強いけど勝てないこともないかもしれない」という力の設定。
あまり過去作を引き合いに出すのもあれだが、T-Xを思い出してもらいたい。未来兵器は内臓してる、機械のプログラムはいじくる、力はある、防御力もやばい・・・という「力の差が大きすぎ」てしまい、なんじゃこりゃ状態に。
その観点からいくと今回のT-3000は程よい(現実味のある)強さといえるだろう。
さて完全にシュワちゃんのみに焦点を合わせてしまったが、物語も満足いく内容になっており、サラやカイルもキャラが崩壊することなく描かれ、個人的に物議をかもしたT-1000を演じたイ・ビョンホンも本家ロバートパトリックまでとはいかないにしろ、かなり再現できていたし、今作が単なるリメイク・リブートではないのは間違いない。
新たに刻まれていく歴史をカイル、サラ、T-800はどのようにむうかえ撃つのか?
そして、個人的に一番気になったあの激戦から生存したT-800。
欠損箇所を液体金属で補ったと思えるT-800とT-1000型のハイブリット型になったということか?
(この点は序盤のT-1000が昨日停止させたもう1つのT-800を、自らの身体の一部を破損箇所に流し込み再起動させたとこが伏線と思われる)
色々気になる点を残してくれたが、今作がターミネーターの新たな起爆剤となり続編を更に盛り上げてくれることを期待したい。
あと3回は観に行こうかな!!
結構面白い。
ターミネーター2が傑作すぎて・・・。
でも結構ストーリーが良く、面白い。
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロンとくらべなければ、CGもなかなか良い。
はじめからCGシーンとばしていた。
1のオマージュがあり、服をうばう場面は笑える。
イ・ビョンホンと若いシュワちゃんターミネーターの格闘がもっと観たかったが、あのジョン・コナー対老シュワちゃんターミネーターの戦いが見ごたえあったので、良しとしとく。カーチェイス、ヘリチェイスや、爆発シーンは、今作もお見事!
スカイネット、ジェネシス、時間軸などの話が観ていて魅力があり面白い。さすがターミネーター・シリーズだけある。
T-3000が最強。どうしたら倒す事ができるのかと、次回作に期待高まる!
エンドロールの途中に映像あり。席を立たずに観て下さい。
スカイネットが完全破壊される日は遠い
ハリウッドでは、賛否の割れそうなラストシーンを迎える場合、いくつかパターンを作っておいて、試写での反応をみて変更することが多々ある。推論だが、この映画もそうだったのかもしれない。
私は、あのまま「おじさん」が消えてなくなる方が、話の終わらせ方として最高だと思った。
合体しろとうるさく小言を言う微笑ましさ、未来へ送った二人をひたすら待ち続ける老いぼれた姿、とどめに「俺のサラを守ってくれ」という台詞にじわじわと胸を締め付けられてきた時間を、完璧なものにして欲しかった。
ターミネーターではあの拭いきれない不安感と、カイル・リースの喪失がただならぬ余韻を残していた。
そんな切ない余韻は要らないとばかりに、次回作を匂わすありきたりなラストにはちょっとがっかり。
改めて批評すると、この映画はリブードでもなくリメイクでもなく、もちろん純粋なシリーズものでもない。
パンフレットでは「リ・イマジニング」と書いてあり、独自の視点での物語を紡ぐべく、過去作品とは無理に整合性は持たせないようにしている。
今までサラが変えようとしていたのは未来。今回カイルの視点で紡がれる物語は、変わってしまった過去。
カイルが助けに来たサラは、ジョンから聞いていたよりも遥かに逞しく、これから起こる未来を知っているようだった。それもそのはず、サラは9歳のときに既に襲われており、T800が現れて窮地を脱した後は、彼から聞いた未来を元にサバイバル術を磨いてきたのだ(ちなみにこのときの子役がサラ役のエミリア・クラークにそっくり。キャスティングのこだわりに惚れ惚れする)。
その時から二人はずっと一緒にいて、彼らは1で登場した刺客のT800を「待ちくたびれている」。
サラが既に自立してしまっており、カイルを必要としていない、という新たな関係性が面白い。1では脆弱なか弱き生身の男と女が肩寄せあって逃げ惑う姿にハラハラし、逃避行の際に生まれた結晶がジョン・コナーという運命の皮肉に胸が熱くなったものだが、今作の二人は戦士としての良きパートナーという風情。カイルがサラに振り回されつつも、守るという使命感に燃えたロマンチックな男という点では変わらないが。
この役者の二人、いくらリイマジニングとはいえ、どことなくリンダ・ハミルトンとマイケル・ビーンの野暮ったさ(失礼!)を継承している。あの二人のイメージを裏切ることのないキャスティングに、再び拍手を送りたい。
アクションシーンは全編見ごたえ有。前半戦は1と2にオマージュを捧げたシーンが続出、中盤からオリジナリティをみせはじめる。あのジョン・コナーがスカイネットの手先となって登場するという、これ以上広げようのない設定に意表をつかれた。
正直、予想を裏切られて興奮もしたけど、終わってみれば「やっちまったな~」という気も。
だってもう、話の作りようがないでしょ…それなのに「次回作ありますエンド」なんだから。
カイルがタイムトラベルすると同時に、ジョン・コナーがスカイネットに襲われ、その時異なる時間軸のタイムパラドックスが発生する。サラが幼いカイルに出会ったり、カイルが幼い自分にスカイネットの正体を教えたり、今の時間軸を完成させるためのタイムトラベルの符丁は楽しい。
だが、このまま二人が「合体」すると、産まれてくるジョン・コナーは再びスカイネット化してしまうのじゃないだろうか。残った謎として、幼いサラを助けるためにT800を送り込んだのは誰だろうか。変わってしまった未来からだろうか、それとも…?
とにかく言えることは、まだまだ彼らの安息できる日は遠いということ。映画会社がスカイネットを完全に潰す気はないようだから。
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