「年寄り弄りされるシュワちゃん萌え!」ターミネーター:新起動 ジェニシス さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
年寄り弄りされるシュワちゃん萌え!
すみません。
ちょっと呪文を唱えさせてください。
シュワちゃんは昔お世話になった恩師のような人。
シュワちゃんは昔お世話になった恩師のような人。
シュワちゃんは昔お世話になった恩師のような人。
シュワちゃんは昔お世話になった恩師のような人。
暗示完了です。
こんな暖かい気持ちで観賞してまいりました。
ご存知ターミネーターシリーズの、リブート作品ですよ。どうやら3部作のようですね。
暖かい気持ちで申し上げれば、1984年1997年2029年の時空移動、T1とT2を上手い具合につじつま合わせ、シュワちゃんの見せ場を作り、シリーズ過去ネタをちょいちょい挟み、オールドファンのご機嫌を伺う I will be backな数々。
ほんと、脚本家さんお疲れ様でございます!と言いたいです(笑)
多分、脚本家さんは、几帳面な方なんだと思いますよ。
極力、矛盾点をなくそうとして、つじつまを合わせようとして、台詞が増えたのだとお察しします。
T-800の皮膚は老化するから歳取って見える!とか。現在のシュワちゃんを使いたいからってだけでしょう?と(笑)
そういうの、オールドファンは敏感ですよね。
ただ、ほら?喋りすぎる男は、失言も多いのと同じです。
タイムパラドックスとか、時間軸とか、そんなSF的な小難しい理屈が気になる作品ではないですよね?だけど本作はまさに、"語るに落ちる"状態だと思います。あれ?違うか。"雉も鳴かずば撃たれまい"か?
なんか気の毒になりました。
実は私は、T1を観るとそわそわしてしまうんです(T2とT4が好き)。
あの時のサラ(リンダ・ハミルトン)に「貴女に会いたくて来た。愛してるから!」とかいう、未来から来たカイル(マイケル・ビーン)のメンタリティが理解できないんです。
だって、あの頃のリンダ、むっちゃ、ほら、その、えっと、微妙ですやん(すみません)?小柄で筋張ったスタイルも、なんか苦手です(すみません)。
だから恋愛ベース&未来から凄いのが殺しに来るよ!っていうサスペンスチックで面白いとは思うんですが、リンダ問題でなんかソワソワしてしまうんです。すみません。
そういった意味では、本作のエミリア・クラークでなんとか落ち着くことができました。もっと体を引き締めろ!って意見があるかも知れませんが、それをいうならマッド・マックスのセロンさんの二の腕の方が、私的には我慢できなかったです(すみません)。
エミリアって、リンダの面影があるけど可愛いもの。
が、しかし、彼を悪役にするなんてどうかしてる。
いや、どうかしてると思いません?マジで。
あれこれ考えてクルクル空回りした結果の、地雷に着地!みたいな。
でもシュワちゃんとか、スタローンって、なんか昔お世話になったおじさんみたいな存在なので、暖かい優しい気持ちで見つめてしまいます。
年寄り弄りされるシュワちゃんに、むっちゃ萌えましたし、若いT-800と年取ったT-800の戦いは、正直に申し上げれば「シュワちゃん頑張って」と色んな意味でドキドキしました。やはり動きにはどうしても、キレがなくなってらっしゃるので。
あと、T-1000役の イ・ビョンホンはよかったですよ。出番は少ないですけど、誰より存在感がありました。
イ・ビョンホンが悪役だったら良かったのに。