「プロットが複雑。」ターミネーター:新起動 ジェニシス mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
プロットが複雑。
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本シリーズの1作目を観たときのことは、いまでも覚えている。人間の皮膚を失っても、上半身だけになっても襲ってくるターミネーターに、芯から戦慄した。と同時にこういう脚本を書いたジェームス・キャメロンは本当にすごいと思った。
思えば1作目はシンプルであった。ジョン・コナーを誕生させないように、その母親であるサラ・コナーを抹殺しにターミネーターを送り込む。
本作はこのあたりまでは同じなのだが、それ以後の展開がまったく違っていて、相当複雑になっている。
カイル・リース(ジェイ・コートニー)に二重の記憶がある、というのが新機軸だが、これを物語を複雑にしている。
またジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)がスカイネットに取り込まれるにいたっては、なにがなにやら。
アラン・テイラー監督の演出は派手な材に関わらず手堅い。ストーリーは複雑だったが、なぜか安心して観ていられるものになっていた。やはり「ターミネーター」ブランドは大きいということか。
3部作になるらしいが、無事に3作作られるのか。期待することにしよう。
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