「何か、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいなことになってる・・・」ターミネーター:新起動 ジェニシス 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
何か、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいなことになってる・・・
BTFは燦然と輝くSFコメディの傑作だと思っているので、それをいただいちゃうのは悪いとは言わないが、私としては残念だと言わざるを得ない。そもそも1作目自体が、タイム・パラドックスだとか問題になったくらいだから、今さら文句も言いたくないけどね。全体的には1・2作目のオマージュが感じられ、好感が持てたし、前半部分では、ターミネーターが強すぎて、怖くてたまらなかったあの感じが蘇ってきて、懐かしかったけど、ストーリーが許せない。キャメロン監督は評価しているが、「それはないでしょ」という感じ! それにキャストも気に入らないな。シュワちゃんは年取って、サラ・コナーは観た顔じゃないけど、それ以外の主要なキャストが他の大作映画のメンツなので、違和感があった。「猿の惑星」「ダイ・ハード」「G.I.ジョー」「スパイダーマン」・・・ 新人を起用しろとは言わないけれど、あまり役のイメージがついていない人にジョン・コナーやカイル・リースを演じてほしかった。リメーク作、リブート作はいろいろ観てきたけれど、私は「猿の惑星」が一番気に入っている。それ以外は、やっぱりオリジナルの方が好きだな。「ターミネーター」はもちろん、「スーパーマン」「スパイダーマン」もね。