「なかなか良く出来ている」ターミネーター:新起動 ジェニシス ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか良く出来ている
3以降をなかったことにして、これは別のタイムラインなのだということにしちゃうのは、微妙ではあるがやむを得ない選択だったかも知れない。
結果、1も2も知ってる前提で世界がどう変わっているのか、という楽しさがあるしT800もT1000もほぼそのまんま登場することも納得できる。そういう意味で、なかなか良く出来ているかと。
だが、T800をもっと以前に送り込んでサラ・コナーを守らせたのは誰かは結局分からないし、悪ジョン・コナーが二人を即殺しちゃわなかったのも何故か不明。
しかし、1と2を知ってる前提で頭をひねって作られた物語だけに、なんだか二次創作臭がするんだよな〜。同人作品みたい…
また、結果的にこの映画はターミネーター・シリーズに終止符を打っちゃったんだよね。だって、ジョン・コナーがダークサイド落ちする、ってのはやっぱりターミネーター・シリーズとしては禁じ手で、それやっちゃったらもうその先作ろうってのは厳しいよね。
あと、ジョン・コナーもカイル・リースも役者のイメージ違い過ぎ。どっちも客呼べるタイプの役者じゃないんだから、もっとイメージに近い役者を選ぶべきだったかと。特にジェイソン・クラークはジョン・コナーじゃないでしょう…