「アイル・ビー・バック お帰りなさい、とりあえず、これでよし。だが、」ターミネーター:新起動 ジェニシス ななまがりさんの映画レビュー(感想・評価)
アイル・ビー・バック お帰りなさい、とりあえず、これでよし。だが、
エキスペンダブルズでも、やたらとこのセリフを連発していた為、ブルース・ウィルスから、「お前、こればっかりだな」とつっこみを入れられるくらい、ターミネーターの代表的なセリフ。
本作でこのセリフが登場したときは、シーンと関係なく、少し感動した。
結論から言えば、T‐1,T‐2が私にとってあまりにも偉大だった。
インパクトが絶大だった。
本作が、ターミネーター初見なら別かもしれないが、ほとんどの方は、何らかで鑑賞済みだろう。
映像は、進歩しているとはいえ、当然、新鮮味は薄れ、ターミネーターの世界観からくる
恐怖、不気味さ、ハラハラドキドキ感は、あまりにも皆無になってしまっていた。
こういう作品の宿命と言うべき、仕方のない所なので、納得もしているが。
各レビューで見られるように、最新技術を使った映像やどこがどう改変したのかを比較したり、ちょっと驚くような程度で楽しむのが、よさそうだ。
一番驚いたのは、ストーリーの中のカイルと同じで、すでに、T‐800が送り込まれていたのと、それに伴うサラ・コナーの立場と設定だった。
それと、時間の軸をいじってしまっているから、早い話、なんでもアリになってしまう危険性もある。
新シリーズのつかみとしては、こんなものかもしれない。
次回作、どう展開していくのか、多少の期待を込めたい。
とりあえずは、お帰りなさいだが。
私が鑑賞した上映時、おまけ映像を観ないで帰ってしまっている方が多かった。せっかくなので見忘れずに!!