「この方がいないと!」ターミネーター:新起動 ジェニシス ロボグモンさんの映画レビュー(感想・評価)
この方がいないと!
ターミネーターは彼の映画だということを再確認。登場シーンの多くでニヤリとさせられた。
前半の展開、映像は面白い。
若いT-800は勿論だが、T-1000とT-800が同時に驚異となる展開は胸が熱くなった。
それでも知識と戦略によって簡単に撃破してしまうオジサン達。これには少し寂しい気もした。
そこからは新たな物語が展開されていく。なんと未来へのタイムスリップ。
1984年にとって2017年なんてのは相当な未来であるはずだが、実際には今から2年後。しかもそこで描かれてる世界は現実の風景と殆ど変わらないものであった。いつのまにか未来に生きてたのかと、感慨深くも不思議な感覚に陥った。
守護神T-800と指導者ジョンと若いサラコナーとカイルリースが同じ画面に存在しているシーンも同様の不思議さを感じた。こういうポイントががっかりでなく、魅力の方向に働いているのはこの映画の良いところである。
また時間軸が変わってもサラに恋するカイルもベタだけど良かった。「合体」する気マンマンなのも面白い。
ただ2.3.4と成長を見てきたジョンがあぁなったのは時間軸が違うといえど複雑だった。また、T-800がはなからガーディアン表記なのはどうなのだろう。