「サラ・コナー、かわいい。」ターミネーター:新起動 ジェニシス 川柳児さんの映画レビュー(感想・評価)
サラ・コナー、かわいい。
他のレビューの厳しい批判を呼んでいると、この作品の中の、タイムマシーンが起こすパラドックスについては、深く考えたらあかんのやと思うしかない。
「ターミネーター」という作品は、1と2だけ。
ターミネータ3以降は「ニューフェイト」も含め、アクションを楽しむ娯楽映画と割り切ってみるしかない。(こうやって批判はしているが、自分は決して3以降が嫌い、というわけではない)
ただし、それをやっちゃぁ、おしまいでしょう。と思ったのは、元々の本筋、1、2で死守すべき「ジョン・コナー」を、あっさり向こう側へ連れて行ってしまった事。それも向こうのボスにまでしてしまっている。(「ニューフェイト」では、ジョンは殺されてなかったか?)
これやと、1,2で必死にジョンを守ろうとして戦った努力が全くの無駄になってるやん。
この映画の醍醐味は「サラを、そしてジョンを」命がけで守る事こそが本来の使命であるはずなのに、回を追うごとに、年を追うごとに、その使命が薄れていってしまい、同時にストーリーも薄っぺらくなってしもうた(逆に、CGなどの技術は格段に進歩したけど)。
この「ジェニシス」が2015年。4年後の2019年に「ニューフェイト」が公開。
今2021年で、今後続編があるのかどうか知らん。
ただ続編があったとして、ストーリーには期待せず、ただただロボット同士のアクション映画だと割り切って楽しむつもり。「トランスフォーマーシリーズ」なんかより、全然面白いんやから。