「おれのサラを守ってくれ」ターミネーター:新起動 ジェニシス げんさんさんの映画レビュー(感想・評価)
おれのサラを守ってくれ
映画を理屈でストーリーテリングする監督もいますが
多くは自分の好みで作ってると思います.
ターミネータを映画館でリアルタイムでみた世代からすると,
「おれのサラを守ってくれ」というのは,
泣けました.
私には娘がいるから余計にそう感じるのかもしれません.
続編もありそうな感じではありますが,
なかなかに魅力的なキャストではありました.
なんといっても,単なる頼りになるおじいちゃんみたいな
シュワルツェネッガーの存在感.(「オジサン」という訳はちょっとずれてる)
また,守ってあげたくなるような,頭が良くて,生意気で弱くてかわいい感を前面に出したエミリア・クラークの魅力だけで見る価値があります.
ラスト近くでの,かなりおかしな家族的に見せているところが
今風のエンディングと言える.
家族を否定して20世紀は終わったけれど,たぶん21世紀は家族を最大限に肯定していくのだと私には思える.
人は何故生まれ,そして死んでいくのか.
稚拙ではあるが,ポイントは押さえられていると思いました.
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