百日紅 Miss HOKUSAIのレビュー・感想・評価
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若々しい作品でした
山場の作り方に苦労した感じ
期待はずれの凡作
平和な時代が文化を育てる!
葛飾北斎の娘、葛飾応為(お栄)の物語。
お栄は男勝り。
眼の見えない妹に、彼女は優しい。
平和な江戸時代の生活が一種の理想郷として描かれる。
自然との調和。
また平和な時代が文化を育てる。
渡辺京二『逝きし世の面影』のような牧歌的世界。
同時に、人々の心のうちに、妖怪がまだ存在する。
また地獄における地蔵信仰。
廓が理想化されているが、当時の江戸では梅毒など性病の猛威があったはず。
皮膚病も蔓延していた。
だがそれらは当たり前のことで、変えられない自然のようなものだった。
精神世界、人々の心、感じ方は、たぶんこの映画のようだったろう。
政治権力の世界、地方の農民の貧窮した状況は描かれない。
封建社会の身分制も、貧富の格差も、当然で当たり前だから、そこで生きる者たちには、主題にならない。
応為(お栄)は、晩年は仏門に帰依したとも、また北斎没後8年目(1857年)、家を出て以来消息不明とも言われる。
江戸情緒を感じられる作品
??絵にまったく躍動感なし。。。
世界的にも有名な浮世絵師とその娘の物語って事に加え、世界的なアニメーション作品って事だったし、レビュー評価も上々だったので、脳内ではなくコッチチョイスしましたが・・・
丁寧なアニメーションなのに全てに躍動感とメリハリがなく・・・
杏ちゃんの心地よい声に、久々に映画で落ちてしまいました。
最後もえっ!これで終わりでまとめかよ・・・・私にはまったく合わなかった。。。。☆2.4
見事なまでに期待ハズレ
ずっと観ていたい
なぜ自分がこの作品をこんなに気に入ったのか説明するのはすごく難しい。なぜ人々の日々の営みや、細やかな感情の機微、四季や時間の移ろいなどをアニメで見せられると鳥肌が立つのだろう。一方で所々挟み込まれる実にアニメ的な演出も楽しかった。自分がアニメに求めるものが全てあった。確かに、ストーリーは平坦にも感じられるし、「大人帝国」のような涙腺崩壊お涙ちょうだい的なものを期待すると肩透かしをくらうかもしれない。しかし、一見単調にもとらえられかねない話なのに魅せられてしまうのは、原監督の実力のなせる技だろう。上げるところはしっかりと上げてくれるし(江戸とロックがこんなに合うとは)、90分があっという間だった。いつまでもこの世界に浸っていたいと思わせてくれる傑作。
なぜ今これ?
普通の出来かな
怪奇で艶やかな世界観。不思議な浮世ムービー!!
原恵一はどこへ向かうのか?
アニメにしかできないことやったる!という意気込みを随所に感じる。それだけで観る価値あり。流石原恵一。ただ…葛飾北斎の娘というあまり知られていない人物(をモデルにした"お栄")にまつわる小話を抑制した演出で描くのは地味過ぎないか?原作未読なので何とも言えませんが
「小話を抑制した演出で」というのは前作『はじまりのみち』でもそうだったけど実写とアニメの違いはあるよなと思った。原恵一監督はもしかしてまた実写で撮りたいんじゃない?
『はじまりのみち』も本作も抑制した演出の中で随所にドーンと映画的な見せ場を持ってくるけど前者の方がより大胆で感動的だった。原恵一はこれからよりミニマルな方へと向かうのだろうか?
原作に忠実で、良かった!
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