「パンダがブレーキ。」百日紅 Miss HOKUSAI 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
パンダがブレーキ。
言ってしまえば結局、「北斎の娘だから?」な淡々(は監督のいつも、か)なれど…
江戸良し、妖良し、演出良し、総じて雰囲気良し!の一本。
大きな山も無く、江戸時代の風俗(辞書を引いてみよう!)に興味が無ければ。
ホントに退屈かも知れないけれども。
時代の空気や機微は本当に観ていて幸せだった。
然し乍ら、顔まで似せた主演の方の違和感がその雰囲気に酔うのに大ブレーキをかけるのは如何だろう…涙
棒読みの台詞&言わされてる感丸出しの江戸言葉…
アニメーションに関しては「声優に芸能人を使うな!」と、自分は目くじらを立てる質ではないけれども。
(「日本語吹き替え版」なんて絶対観ないから余計に)
「ポニョ」に於ける所ジョウジ氏並みの違和感だったのが本当に残念!
観客を呼ばなきゃならないのは分かるけど。
それで映画の質を下げたら、元も子もないんだけど。
やらなきゃいけないのが、今の観客も含めた邦画全体の問題かもなぁ…
誰が悪い訳でもないけれども。
プロの「声優」(声ドルは不可!)さんとはいかないまでも、せめて演技の達者な方のアテで観直したい作品。
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