ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンスのレビュー・感想・評価
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革命の起こしかた
失速感??
最終章への繋ぎ・・・マネシカケスって何?
前作最後の盛り上がりは何だったんだ?と思えるくらいの流れ。第13地区ってなんじゃい!などと記憶を取り戻そうとしたが、秘密基地の一室でカットニスは目を覚ます。続編というより、新たな序章的な作り方には頭を悩まされた・・・2は昨日見たばかりなのに。
そんな中でもマネシカケス(Mockingjay)のシンボルになったカットニスのプロモーションビデオがカッコいい。弓矢で戦闘機を打ち落とすシーンにはほんとしびれました。また、キャピトルに近い反乱軍が死を覚悟して電力源であるダムを破壊するシーンにも興奮させられた。
そうした凄いシーンはあるものの、全体的には会話中心だったり、よくわからなかったりで、盛り上がりに欠けるのが欠点。ジェニファー・ローレンスの髪型が結構変化するのも良かったし、ウッディ・ハレルソンが断酒のため隔離されてるとかのお笑い要素はあるし、ジュリアン・ムーアがリーダーだったという驚き、フィリップ・シーモア・ホフマンの追悼文にも涙が出た。ただ、登場人物がちょっと増え過ぎた・・・
ちょっとがっかりだったのが、終盤の展開。あっさり解決しすぎだよ・・・それでも洗脳の恐怖や、フィニックによるスノーの悪事を暴露するところなんて、怖くなってきたよ。
最終作への期待感が高まる
マネシカケス神話~シンボル編
「ハンガー・ゲーム」シリーズ第3作。
原作は未読です。
物語が失速したような気がしました。
前作まではアクションシーンがてんこ盛りで手に汗握りまくりでしたが、急にテンポダウンというか「ここいる?」みたいな場面が多くなったように感じました。二部作に分けたことで冗長になってしまった節がありますなぁ…。
シリーズで唯一映画館で鑑賞しましたが、前2作がめちゃくちゃ面白かったことから来る期待を抱いてワクワクしていただけに、思い切り肩透かしを食らった感じになりました。「『ハンガー・ゲーム』ってこんなんやったっけ?」…(笑)
後編への橋渡しなのかもしれないと割り切り、革命の行方とカットニス(ジェニファー・ローレンス)の運命がどのような結末を迎えるのか楽しみにしておこうと思い直し、映画館を後にしたことを覚えています。ですが、後々その想いが覆されることになろうとは、まだ知る由もありませんでしたが…。
単体の作品で出したら、ダメでしょ
これ、単体の作品で出したら、ダメでしょ。次がある、続くんですよ、それを承知でみてくださいね、てこと。ようするに、見どころは全部次作にあるわけで、展開のバランスが悪い。
シリーズ〇部作というのはよくあるが、これほどピークのないパートを制作したシリーズもめずらしい。
内容のおもしろさ云々ではなく、シリーズ全体の構成がアホ。予想外の興収に制作、配給の思惑が絡んだのが見え見え。その点での低評価。
当時劇場でこれ観てたらキレていると思う。次も観ないわけにはいかないし。(たしかすぐ公開)
そもそも作品評価できないパート。次へ。
おうち-76
ジェニファー・ローレンスという女優の魅力だけで長い時間見てられる。
逆に言えば、『ハンガーゲーム』第一作の、あのとちくるった世界観の中で、もがいて、傷ついて、サバイバルしている若者を期待したら、かなり期待外れ。
でも『メイズ・ランナー』の第二作目を見たときの、「もうメイズやないやん」という感想とはまた別の「もう『ハンガーゲーム』なやないやん」なんです。
おかしい国家に立ち向かっていくカットニスの生き様、これを見るドラマも悪くないな、と。
この女優さんは、本当に表情が魅力的で、めっちゃ美人ではないけど魅せられる人だと思います。
セクシーにもタフにもあどけなくも、なんでもなりきれる。
同年代だけど、年上にも年下にも見える。
他に類を見ない存在だと思います。
いずれキャサリン・ヘップバーンの立ち位置になるのかなと思っちゃいます。
ジュリアン・ムーアは、出てくるだけでただ者じゃないオーラがあるし、本当に善人なのか?いや絶対裏あるやろ……と疑わせるところ、これが上手い。
確かに長いし、『ハンガーゲーム』たるアクションを見たいけど、これはこれで満足している自分がいて、不思議です。
もはやハンガーゲームでは無い。
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