「がんばろう」ラブ&マーシー 終わらないメロディー Eeyoreさんの映画レビュー(感想・評価)
がんばろう
ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの物語。
彼の中に存在する、完成された音を表へ出すために追い詰められて行く姿と、その末にたどり着いた場所と集まってくる人々の中で、窒息寸前になり息も絶え絶えの姿。
60年代の彼がスタジオミュージシャンと語らい、断片、破片が形になってゆく過程や、彼の表情は素晴らしくて、泣けた。
80年代のウィルソンを演じたジョン・キューザックはなんだかとても久し振りに静かな演技を観た気がする、透明な空気を纏っている様な姿に、泣けた。
そして、天才を描いた作品を観てこう思うのはおかしいけれど、何かをなんでもいいから、頑張ろう。と、思える作品。
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