フューリーのレビュー・感想・評価
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この映画一本で何人の人が死んだのだろう
あくまで感想だが個人的にはむごいシーンが多く感じ、これが戦争なんだと納得し、一人だけでも最後は助かって良かったとほっとする。
他の人のレビューを読んでとヨーロッパ戦線がよく理解できた。
理不尽な場面も戦争ということで片付けられるのか?
今も色んなところで起こっているクーデターや戦争も同様なのだろうか?
何も考えずに見れば戦闘シーンは迫力があり、死に方もぶっ飛ぶし死体の扱いも言葉で表せないほどえげつない。
戦場に放り込まれた気分になれるぐらい臨場感があったし逃げ出したいくらいドキドキする場面の連続。
素晴らしい映画なのだろうけれどそれ以上に戦争はあかんと強く思えた。
ドイツの人がこの映画を見た感想を聞いてみたい。
そこなんよ、所詮、戦勝国の作った映画なんや。
徐々に染まっていく心理描写が好き。
戦車の機関銃手に任命された新兵ノーマンが、最初は人を殺める事に抵抗し、自分の置かれた環境に絶望していたのだが、経験を重ねる事によって段々とその環境に慣れ、自らの意思で行動を起こしていく心理描写がすごく好きでした。
自分がもしノーマンの立場だったら同じように戦人に染まっていくのだろうなと考えて、とても他人事には思えませんでした。
他の隊員達も、最初は信仰心の厚いノーマンの事を馬鹿にしていましたが、最終的にはノーマンの影響で、皆が心の奥底では厚い信仰心があり『皆、神を愛しており、信じていたかった。』という描写が見て取れて、人間らしい心の動きにグッときました。
私としては飽きる事なく観れて満足の出来る映画でした。
リアル戦争映画
2021年7月18日
映画 #フューリー (2014英)鑑賞
戦車部隊にフォーカスを当てた映画って珍しい。戦車って2人ぐらいしか乗ってないかと思ったら、意外と多くの人が乗車していて、それぞれ乗る場所もあって、それぞれ攻撃の役割があるようです。勉強になりました。
音響はリアル感があってよかったです。
戦闘の迫力はありましたね。ただ、展開はもう少し捻ってほしかったです...
戦闘の迫力はありましたね。ただ、展開はもう少し捻ってほしかったですし、所々でリアリティーがないので違和感はあります。
俳優人は豪華です。
ラストシーンでの救いも、いらないような気がしました。
日本兵がやったらA級戦犯で絞首刑ですね。
ドイツ軍と戦う戦車乗りを描く物語。
随分前にTV鑑賞したものをレビュー。
大好きなブラッド・ピット主演製作のミリタリーアクション。でも、個人的にはまったく評価出来ず、嫌悪感すら感じた映画でした。
捕虜の虐殺を当然のように描き、解放地の家に上がり込み少女を犯し(何故か少女が米兵に恋をするオマケ付き)・・・どこまで俺様アメリカ様の映画なんでしょう。
クライマックスのアクションも迫力は感じますが、相手がシューティングゲームのモブキャラ扱いのドイツ軍では、リアル感がなさ過ぎて緊迫感を感じることはありません。
そもそも、相手は大人数とはいえ歩兵部隊でしょ?そこに留まる位なら走って友軍探しましょうよ。何か格好良いこと言っていましたけど、目的を見失って死に急ぎに部下を巻き込んでいるようにしか見えません。
う~ん、これがオールタイムベストってことは、私の感性って余程ズレているのかな?"
現代だからこそのリアル
ブラッドピットの肉体美は歳を感じさせない。彼の無口な演技とその端正な表情はいつも魅了されてしまう。
と、映画自体は泥臭く、綺麗ごとのように話も進まず、とにかく現実を突き付けられる。
登場人物の発言からも、終わりのない憎悪や報復が戦争の根底にあることを痛いほど教えられる。
我々の今の環境では、絶対に味わうことのない世界、平穏がどれほど幸福で世界の広さと未知な自分の惨めさを知らしめられる一度は観るべき映画の一つ。
戦争反対
映画でも戦車の戦闘シーンは見たことなかったが迫力に圧倒されたし興奮した。その一方、これって人殺しだよな。殺されたナチスの兵隊さんにも親や子供、恋人がいる人もいるだろうに。と思ってしまう。こっちも一人を残して全滅。むなしいよなぁ。反面教師的に反戦映画としてもこういう映画も必要なのかなぁ。出演者も戦闘シーンも素晴らしく、見終わった後色々考えさせる映画でした。
ある意味、一番効果的な反戦映画なのかもしれない
なぜか、デフォルメされている場面が多い、街で出会った姉妹がすぐに死んで目の前に蝋人形のごとく横たわっていたり。
メタファーみたいな展開でもある、常識的なタイピストが戦闘マシーンと命名され最後まで生き残ったり。
そして、最後の戦闘は戦車一台5人とナチスSS数百人との戦い、もはや狂気の選択、凄まじいスペクタクルも空しいのは恐ろしい演出。
戦争は自己満足と自己中による指導者の選択の結果だが、戦争にかり出される庶民もまた狂気に導かれて鬼にならざるを得ない、神も仏もない、それが現実、現実にはロマンも夢もないことを教えてくれる希有な戦争映画だ。
素晴らしいというか、エンタメと芸術と政治性と哲学を兼ね備えた名作です。
戦争と人間性
個人評価:3.9
物語は敵味方の二元論のアメリカ側の目線が中心ではあるが、若い兵士の目を通し、正義とは、また人間性とは何かを描いている。それと同時に戦争という現実で生きるには、マシンになる事が正しい道である事も、歴戦の軍曹から学ぶ。
最後のナチスの若い兵士が、殺す必要のないノーマンを見逃した事で、戦争と人間性を対比させ、物語をアクションだけではない、深みのある物語にしている。
しかしながら、戦車の戦闘シーンは秀逸で、弾道の表現は、他に類を見ない演出をしていると感じる。
ナチスバスターのブラピもハマり役で、とても素晴らしい役者だとつくづく思う。
ブラッド・ピットの主演・製作総指揮で、第2次世界大戦下、たった一台...
ブラッド・ピットの主演・製作総指揮で、第2次世界大戦下、たった一台の戦車で300人のドイツ軍部隊と渡り合った5人の兵士たちの姿を描いた戦争アクションドラマ。共演にはローガン・ラーマン。
戦車映画
風を切る音を上げ飛び去る対戦車砲
轟音を上げる戦車
容赦のない戦い(ナチってハリウッドじゃ相当憎まれてるんだなと感じた)
戦闘場面が真に迫るものがあってよかった
最初はへっぽこでほかの人に説教をされていた新入りのノーマンがたくましく成っていく成長ものかと思ったけれどそれに終わらず、みんなにかばわれて一人生き延びて救援部隊に「英雄だ!」とまつり上げられる・・・
なんだか悲しいラストだなと感じた
もういい、わかったよ。戦争が悲惨だってことは。よせよ、もうわかった...
もういい、わかったよ。戦争が悲惨だってことは。よせよ、もうわかったから。そんな気分になります。
冒頭から襲い来る残虐シーン、怒涛のラッシュ。いやはやもうバンバンエスカレート。そろそろ別のお待ちかねシーンが、キタキタ、あらそこは紳士的なのね。
新米兵士の物語としても面白い。だがやはり人間、グロに惹きつけられるんですね。実感。この残虐さ、夢中で見てました。嫌いじゃない(怖)
ブラピがさすが、魅せます。
ただ、晩飯前に見る映画ではなかった(笑)
【ブラッド・ピットの魅力満載 戦車映画の傑作。苛烈な戦闘シーンを描くことで、強烈な反戦映画としても心に残る作品である。】
ー”FURY :激しい怒り”と殴り書きされた砲身を持つ、M4中戦車シャーマン。ー
その戦車を指揮するのは、ウォー・ダディーの異名を持つ、ドン・コリアー軍曹(ブラッド・ピッド)。歴戦の猛者である。
彼の部隊は、(今にして思えば、凄い陣容なのだが)
・バイブル:役割 砲手 冷静沈着、聖書を暗記(シャイア・ラブーフ:彼がプライベートで、今作後も偶に起こす警察沙汰を知っていると、この役が少し笑える・・。)
・ゴルド:役割 操縦手 酒好きだが、頼れる漢(マイケル・ペーニャ)
・クーンアス:役割 装填手 人間味が一番あるかな。お調子者だが、勇気ある行動に沁みる事になる(ジョン・バーンサル)
そして、美味しいところを全て持って行った
・ノーマン・エリソン:役割 副操縦士 新兵 事務担当のタイピストなのだが、何故か”FURY ”に搭乗する事に・・。(ローガン・ラーマン)
北ドイツの村を制圧したあと、束の間の休息を楽しむウォー・ダディー達。怯える、美しい未亡人エルマと従妹エマに気を使いながら、ウォー・ダディーは、紳士的振る舞いで、料理を作る様に頼み、エマがノーマンに惹かれている様を見たウォー・ダディーの粋な計らい・・。
(彼が、歴戦の勇士の顔の反面、優しい人間性をしっかりと持っている事が確認できる・・。こういう部分をきちんと描くことはとても大切・・。)
が、戦禍は止まない・・・。
再び進軍するウォー・ダディー達。
そして、”クロスロード”の確保のための絶望的な戦いが始まる。
シャーマン戦車とティーガー戦車との唸る砲弾の音も記憶に残る死闘の数々も凄まじく、更に”クロスロード”の5人対ドイツ精鋭部隊500人(と、当時の資料に記載)の戦いは更に凄まじく、息を飲んで大スクリーンに見入った作品。
(数年後、NHK-BSで観たが、面白さ変わらず。)
<戦車戦をメインに据え、苛烈な戦争を描きながら、”強烈な反戦思想を込めた”映画の傑作だと思います。>
<2014年12月4日 劇場にて鑑賞>
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