「ブラピのような男には命も預けられる」フューリー cani tsuyoさんの映画レビュー(感想・評価)
ブラピのような男には命も預けられる
アメリカが劣勢の第二次大戦の戦場でブラピの部隊が奮闘していくのだが、そこへタイピストに配属されるはずのルーキーが参加する。
ルーキーはクリスチャンで人どころか虫も殺せないような男なのだが、戦争という非日常では、その性格では生きていけないため、ブラピがスパルタにソルジャーに仕立て上げる。
戦争を経験していない僕らにしてみれば「ひどいよ〜」って感じだろうが、戦争はその人の平和的な信念とか関係なく人殺しを要請させる。
だからこそFUCKなわけだ。そのリアリティーがひしひしと伝えるシーン数々。
そしてブラピも戦争なんかしたくないが、非日常ゆえに仕方なく加担する、かつその中で担保できるだけの理想を目指して行動する様は美しくも気高い。
実際の戦車を使用していただけあって戦車を使ったシーンも臨場感が半端ないが、個人的には民家での食事シーンが妙に印象に残る
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