「大変に残念な話である。白旗を挙げよ!ドイツ兵。そして、日本人。」フューリー マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
大変に残念な話である。白旗を挙げよ!ドイツ兵。そして、日本人。
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頭の中を空っぽにして見るべし。
アメリカ軍は勝ったので、死んだ者はこの映画の台詞にあるように『お前は英雄だ』になる。しかし、累々とドイツ兵の死体が周りにある。彼らにも家族もあったろうし、途中の街にいた残留兵士は女、子供も混じっていた。たから、この最後の戦闘が始まる前に『SSの部隊だ!』と言っている。つまり、殺戮の肯定を意図的に台詞で語っていると思う。
さて、盛んに軍曹が言っていた言葉は『こいつ等、なかなか降伏しない』である。『戦争はまだまだ終わらない。まだ、たくさん人は死ぬ。』と。
アメリカ軍はこのあとも、ドイツが降伏しても、まだまだ、たくさんの人を殺してしまう事になる。勿論、降伏しない大日本帝國が悪いのだが。つくづく、白旗をドイツと一緒に挙げて貰いたかった。残念な事だ。
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