「映画史上最低、最悪戦争映画。!」フューリー 西海一久さんの映画レビュー(感想・評価)
映画史上最低、最悪戦争映画。!
この映画、私は嫌いです。
見る前は楽しみにしていた映画でした。
本物のタイガー戦車が登場し、M4シャーマン戦車も出るという事で。
何処が嫌い(不愉快)か?
戦死した戦友の代わりに配属された新兵に「捕虜を殺せ」だの占領地のドイツ女性を「抱け」などのブラビの言動は本当に不愉快です。
これらのシーンにはもっと倫理感との比較が必要です。
「メンフィスベル」の爆撃目標で搭乗員と意見が対立するように。!
そうすれば、観客も考えると思います。!
異常時だからこそ問われる人間性。!
これらのシーンを見ていて途中で退席しようと思った程です。
この映画を絶賛する人達は「まさにリアル」これが戦争の真実だと。
そして戦争は悲惨。→素晴らしい反戦映画と言う事ですか?
このような意見をもっている人達に反論します。
1これは映画です。映像を見て不快になる映画はいい映画ですか?
確かに戦争は醜い現実があるのでしょう。しかしそのような状況でも人間らしく生きた人、命を投げ出して他の人を助けた人も多くいます。
それも真実としてあるのです。
また、戦闘シーン(爆発したり炎が燃えたりする)の画像を見てばっかりいると悪い影響を受けると言う人もいます。
でも人間の心理にはそのような映像を見る事によってストレス発散になる事もあるのです。
スターウォーズで宇宙船が爆発したからと言って船内の人が沢山死んで残酷と言う人はいないと思います。
確かに「アウトレイジ」みたいな映画は度が過ぎていると思います。
余は自分の理性でどう消化するからです。
私は、この映画は消化出来ませんでした。
2・この映画、リアルさに欠ける戦闘シーンが多くあります。
タイガー戦車があんな近い距離で砲撃を始めません。
射程が1000mm以上ある88mm砲であれば接近戦は挑みません。
より、リアルな演出にするには、見通しの悪い出会いがしらの設定にするとか、戦わないで逃げてもいい訳です。(ブラピがのるシャーマンが)
それもこのタイガー1型イギリスホービントン博物館にあるアフリカ戦線(1942年初期型)で捕獲されたものであり1945年4月(ドイツ降伏月)ではミスマッチです。それも1両だけ。
この時代タイガー戦車であればタイガーⅡ型(ケーニヒスティーガー)が正式化されているのでこちらがの方が自然です。
意固地な考えかもしれませんが「タイガーの本物だしとけば文句ねえだろう」的な製作者側の意図があった様に思えてならない。
ドイツ敗戦前であれば「ヘェツァー」
駆逐戦車が妥当と思います。
実際に末期の重戦車大隊は「タイガー」戦車の補給が出来ず「ヘェツァー」が支給された事実もあります。
後、最後の武装ss親衛隊との戦闘です
が国民てきだん兵師団ではありません武装ssであれば対戦車ロケット弾(パンツァーファウスト)も多数装備しています。
あんなにやられません。
そもそも1945年4月であればドイツ軍はソビエト軍に降伏するより米英軍に投降しようとしてたはずで沢山の投降するドイツ軍がいたはずです。
東部戦線ならまだしも果たしてあんなに大規模で士気が高い(それも歌を歌って)武装SS部隊がいたのでしょうか?
ブラビはこの映画で何を言いたかったのでしょう?
やはり戦争とは残酷で醜いもの!
アメリカ人もナチスとそんなに変わらない事!
だったら違う形で表現してもらいたかった。
何を持って「本年度、アカデミー賞最有力候補」?
アカデミー賞とれましたか?
日本アカデミー賞ですか?
本場アメリカですよね!
取れる訳ありません。!
貴重な戦闘車両も映画が駄目だと全然映えませんね!
私も戦車マニアの部類に俗する人間と思います。
「本物のドイツ戦車が出るから戦車マニアだけは喜ぶだろう。」の見下す意見や、「細かい事をつべこべ言うな!」等の記事や意見をよく目にします。
マニアとて人間です。理不尽な意見には承伏出来ません。
いいですか、細かい所まで製作するからこそ納得し、多くの人が感動出来ると思います。
この作品のタイガーは確かに本物です。知らない人は「この時代にこの戦車があったんだ。」と間違った認識を持ちます。それも本物がゆえに!
それはいい事ですか!
間違いは間違いです。!
「プライベートライアン」にも「タイガー1型」が出てきますがこちらは再現車ですがツィーマーメリットコーティングがしっかり再現してあり中期型の特徴をしっかり再現してあります。
製作者側の努力が感じとれます。
そういう努力に人は感動するのではないでしょうか!
昨今、エヴェンゲリオンの庵野さんが話題になります。
物凄いこだわりです。
常軌をいっした電信柱マニアです。
この姿勢が多くの人を納得させ感動を与えるのでは!
「パールハーバー」の零(レイ)戦は本物です。ですが、大きな間違いをしています。
塗装の色が後期の緑(濃緑色)です。
これは、監督の零(レイ)戦のイメージでそうなったそうです。
いろんな考えあっていいのかもしれまんが妥協出来る事と出来ない事があります。
「私は納得出来ません。」
長くなって申し訳ありませんが「より多くの人がより感動する映画を。!」
それが私の意見です。
時代考証も適当で中身の薄い残酷映画です。!
シャーマニアもショック間違いない!
「史上最低・最悪」かどうかはわかりませんが、共感するところが多くありました。少なくとも、アカデミー賞うんぬんかんぬん程のものとは思えませんでした。戦車や戦争に関してはガルパンやいくらかの戦争映画の知識しかありませんが、それでも疑問なところが多くありました。
だいたい、戦車の中に手榴弾2つも投げ込まれて、あのおじさんの死体があんなに綺麗に残ることないと思います。あと1番疑問なのは、最後にSSの人が戦車の下に隠れていた主人公を見逃すところです。深い考察の上に合理的な理解があるのかもしれませんが、作った側が「都合よく」終わらせたように感じます。
ということで、投稿者さまが「史上最高」と評価された作品を教えていただけませんか?よろしくお願いします。
kazukiさんへ
「あなたに戦争の何がわかる。」
情緒的で短い文章なので質問の真意がハッキリわかりませんがご質問に答えたいと思います。
戦争は体験した事がありません。
但、書籍や映画、ドキュメンタリー等で戦争に関する物は見たり聞いたりしておりますが。
推測すると私のレビューを読んで不快と感じたのでしょう。
これは映画のレビューです。
私が思う映画とは感動(笑ったり泣いたり)したり、考えたり、爽快な気持ちにしてくれたり、時には勇気を与えてくれる物だと思います。
この映画にはそれを感じる事が出来ずむしろ不快になりました。
また、私が書籍や他の資料や映画からこの映画を見ると明らかに間違っていたり、あり得ないと思える映写
があります。
(これはレビュー内容を確認していとだければと思いますが)
そして映画だからこそ訴える物もあると思います。
特に戦争映画では人間の醜い部分と理性とを対比し観客に考えてもらう訴えがあると思います。
私には感じ取れませんでした。
それによりレビューのコメントとなりました。
ご質問の答えになっているでしょいか?
失礼しました。
追伸
ご納得されないならまた、質問よろしくお願いします。
ジュニーさんへ②
私へのコメントに『近距離の戦車戦なんて想像を絶する凄さだと思ったのですが、実際にはあり得なかったわけですね』
とありましたがティガー戦車の様に射程が長い主砲と分厚い装甲をもっている戦車であればその特性を生かし遠距離攻撃をすることが自分達には有利になります。当然搭乗員はその選択をするはずです。
対峙する側の戦車が射程が短く、装甲が薄ければ出来るだけ肉薄して、ティガー戦車のメリットを奪う攻撃を試みますよね。
だから、現実的には接近戦もあったと思います。
ただ、この映画のティガーⅠ型戦車の場合であれば、後退しながら攻撃した方が有利になりますよね。(接近戦は自分達のメリットを無くす事)
ブラピのM4は理にかなっていますが、ティガーⅠ型が前進するのはちょっとなと思います。
実際の戦史ではアメリカ軍の場合、ティガーと対峙した場合3台で対応する事が原則とされ1台がティガー気を引き残り2台は側面や後方を回り込む戦いの仕方と聞いております。
それは、戦車は側面や後方の装甲は正面より薄くなるためです。
ただ、WW2のアメリカ軍を主体とする連合軍は圧倒的に航空戦力がありました。
航空戦力でかなりのドイツ戦車や車両が被害を出しているようです。
天気が良好であればアメリカ軍はちょっと厄介な相手なら航空支援を要請して対応してもらい効率的に対応していたはずです。
だから、バルジの戦いはドイツ軍は天候不順の時期を利用して地上の反抗作戦をしたわけです。
この映画の様な戦いはあったと思いますが日常的に行われていなかったかはどうなんでしょうね。?
長くなってすみませんでした。
参考になれば幸いです。
ジュニーさんどうも初めまして。!
コメント頂きありがとうございます。
戦史物は好きです。
この映画確かに戦闘シーンは迫力ありませね、(それは不定しません)
でも、この映画の兵器の戦いに説得力があるかは話は別です。
残念なのは兵器の特性や歴史(事実)を知ってしまうと厳しい目で見てしまうのはある意味つまらないですよね。(私自身が)
私自身が反省しなくてはいけない所かもしれません。
この映画で私が好きになれないのは、本性と理性の比較がされていない
(補充兵役のわずかな抵抗はありましたが)所です。
映画カジャアリティーズやプラトーンではしっかり対比されています。
カジャアリティーズではマイケルJフォックスとショーンペン。
プラトーンではウォレムデフォーとトムベリンジャー。
相対比較することにより見ている観客はどちらを選択するかを選べるわけです。
(非日常の状況で本性を選ぶ事がリアルなのか、それともこの様な状況でも理性的行動をとる事が大事なのか)
この映画の場合、それを示さないで一方的に本性(殺せ、抱け)傾き、話が展開する所が好きになれない所です。
ジュニーさんの様に色んな視点で見る事も大事な事と思います。
また、お気持ちも分かります。
映画製作者側にも精錬された作品を作るきっかけになるのでは。
紹介された作品も拝見させて頂きます。
後、ジュニーさんに見解を聞きたい(コメント)作品でがあります。
【愛の嵐】を鑑賞されているならば是非とも聞きたいところです。
どうでしょう。?
それでは失礼します。
ありがとうございました。
ところで砂の器についてのコメントありがとうございます。私は少しひねくれものですので、名作と言われている映画で、ちょっと私の気に入らない点があるとかなり評価を下げてしまう傾向にあります。もし気分を害されたようでしたらご容赦ください(下記に記載の映画もそのような映画です、一部ですが)。
あれ程の近距離の戦車戦なんて想像を絶する凄さだと思ったのですが、実際にはあり得なかったわけですね。西海さんのレビューを読んで(バルジ大作戦の分を含む)、かなり戦車についてお詳しいようなので、映画の中での誇張表現という気がしてきました。
-下記へ続きます-
返事が遅くなりました!すみません、ご丁寧にありがとうございます。
すごく納得できました。戦争映画はよく見るのですが、武器そのものについてはあまりフォーカスしていませんでした。
今後もたびたび遊びに来ます、ありがとうございました。
REXさんどうも初めまして。!
コメントを頂きありがとございます
長い私のレビューを読んだ頂き重ねてお礼申し上げます。
ご質問の件ですが私もはっきりこうだと言える事が出来ません。
わからないからです。
ただ、参考になる事は言えます。
機関銃のように連続して銃弾を発射する武器には、何発かの割合で「えい光弾」という光を発する銃弾があります。
弾道を射手及び周りの兵士が確認する為です。
夜のように暗い戦場で目標またはその付近を射撃されているか確認するには有効です。
(ただ自分達の場所も敵からわかってしまう欠点も同時にあります。)
今回のこの映画の場合、私の記憶もあいまい所もある為、自信がない所もありますが、確かドイツ軍の75mm
対戦車砲からブラピ達がのるシャーマン戦車に対しては、「えい光弾」と思います。(確かに光っていました)
戦車砲にえい光弾と言うのはあまり聞いた事がありませんがあってもおかしくありません。
ちょっと私も調べてみた所、この映画の場合は「演出」ではと言う意見がありました。
砲弾が実際の所見えるかどうか分かりませが暗かったりすると見えるかもしれませんね。
こんな感じですが御納得いただけますか。?
話は変わりますが、これからも他の作品にも口コミしていきたいと思っております。
厳しい意見、ご批判でも結構ですのでまた見かけたらコメントよろしくお願いします。!
私のレビューにコメントありがとうございました。戦車などの知識は全く持ち合わせていないので、参考になりました。
テーマがぶれる映画には違和感を感じますよね。戦争のリアルを追求しようとしているなら、徹底的に時代考証してほしいとは思います。私は戦車からの射撃時にあの緑色のような色?にも疑問を感じましたが、あのように見えるものでしょうか?Star Warsのレーザービームのような色に見えました
投稿を頂きありがとございます。
ご質問の主旨ですが本文でも説明させていただいつもりですが映画にリアルさを求めるのは大事な事と思います。
それも出来るだけ正確に作ることは勘違いや間違った事を伝える事を防ぐ事になります。
勿論そこには脚本である範囲で変える事はありと思います。
また、時代によっては用意出来ない
もの(当時の車両等)あると思います。
それは、その努力が見える形で表現されているかどうかで評価判断となると思います。
今回の「フィーリー」であれば「タイガー1型」にこだわれなくても時代的に正しい「ヘッーアー」という車両は現存しているので時代錯誤の「タイガー1型」を登場させなくても良いと思います。
後、ご質問の主旨が判りませんが
「自衛隊に入隊されたら」とありましたが何十年前に少年自衛官の試験をうけましたが、学力がなかったため不合格となりました。
よろしいでしょうか?
後、私は他の人の投稿欄には自信の実名を表記しております。
それが人としての最低の礼儀と思います。
願わくば貴殿も自分の実名で投稿される事を希望します。
御納得いただけば幸いです。!