「ジヌは要るべ。」ジヌよさらば かむろば村へ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ジヌは要るべ。
クリックして本文を読む
劇場でこの予告を(しかも同じ場面ばかりを)何回観たことか。
原作を読んでいない私でも大体のツボは押えたつもりだったが、
実際に観てみたら、あ~こういう話だったのねぇ~と納得。
全体を通してスズキワールド全開、特に後半ブラック度も増長。
ジヌを使わない田舎生活ノウハウを見せてくれるハウツー映画
かと思っていると、とんだしっぺ返しを食らうので気をつけて。
それにしても今作の龍平はどうしたんだ?と思うほど改造され、
今までで一番喋って動いてるんじゃないか?と見紛うほどである。
そしてそれを凌ぐ大物俳優や、サダヲ村長が場面をさらっていく。
無駄に暴力的だと思ったら、なるほど過去にそういうことが…と
いうネタばらしはあれど、やはりストーン!と荷物を放り投げる
あの投げ技など見逃すわけにいかない。どんな物でもホラよっと
愛情込めて投げ込む姿や、ご飯茶わんにお茶をドバーッと注いで、
中で米粒が光っている☆なんていう言い回しにグッときてしまう。
限界集落すれすれの村でも思い遣りには事欠かない優しさがある。
「おめ死ぬど?」「おめバカなの?」いちいち吐かれる台詞も絶妙で、
劇場内には笑いが(ある程度は)溢れていたが、心配になったのが
前席の小学生らしきグループが大声出して喜んで観ていたこと^^;
あの程度のエログロは許容範囲なのか?二階堂にしろ松にしろ、
龍平が金欲を失っても性欲を失わないお色気路線で誘ってたけど。
ただもう少し短くても良かったかな、とは個人的意見。
(前歯がとれるキスってどんなだぁ?^^;オバちゃんも味わいてぇ)
コメントする