「これは映画じゃない、山ピーのプロモ。」近キョリ恋愛 木野原ゆき子さんの映画レビュー(感想・評価)
これは映画じゃない、山ピーのプロモ。
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単刀直入に言うと、これは「近キョリ恋愛」の名前と一部キャラを借りただけの2時間にわたる山ピーのプロモーションビデオ。
ネットなどの評判を見た限り、山ピーのプロモーションビデオとしては評判がいいようで。
内容は原作をあまりにも無視しすぎでこんなに変えるなら始めからオリジナルで勝手にやってろよと思う。「原作の実写化が難しかったから現実味のあるストーリーにした」も映画でも現実味がない部分があるので言い訳にしか聞こえない。特にハルカが突然「結婚しよう」と言い出したり、それをゆにの親代わりである明智(しかも自分の同僚)に反対されても全く引き下がらなかったり。原作ですらゆにの親に反対されたハルカは引き下がってるというのに…
ラストもハルカの言動がゆにを想ってのことだと知らなかった的場がハルカを殴る、はいいとして結局的場の誤解は解けないまま、主役2人だけハッピーエンドで終わるというなんとも都合のいい展開。
噂が流れても誰一人ゆにに追求しないハルカのファンたち、目撃証言まで出てるのに明智の一言だけで事実無根となる噂。
こんなメチャクチャな展開を少女漫画だから、という言葉で片付けないでほしい、原作にはこんな展開ないのだから。
はっきり言って、漫画「近キョリ恋愛」の二次創作としか言えません。
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