「トヨエツのダンディズム」娚(おとこ)の一生 年間100本を劇場で観るシネオさんの映画レビュー(感想・評価)
トヨエツのダンディズム
一昨日観た「さよなら歌舞伎町」が
好きだったので、
廣木監督に期待して観ました。
劇場内はレディースデイだからか女子がぎっしり、
少しだけカップル、男は2、3人。
豊川さんって、スゴい人気あるんだね。
映画はトヨエツのダンディズムが軸。
ぶれない中年男は、どんどん観客を引き込んでいく。
意識したことはなかったけど、さすがの色気。
演技も素晴らしい。
きっと中年男は、勇気をもらえるw
田舎風景の中で、
たんたんと流れるストーリー。
盛りだくさんのエピソードをきっかけにして、
関係が築かれていくのだけど、
もう少し内面の変化を描いて欲しかった。
人物のディテールが全体に甘いと感じました。
漫画原作は、縛りが多いのでしょうか。
足なめから突然仲良くなるのも、
よく分からず。(趣味があったのかw)
この不要と思えるシーンが
プロモーションのメインビジュアルになってるのは、
狙いすぎた意図が見えて残念。
それでも見終わった後は
さわやかな気分になれるし、
田舎の風景はほっこりするし、
安心して観れる邦画の定番です。
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