「安住と夢」めぐり逢わせのお弁当 すけさんの映画レビュー(感想・評価)
安住と夢
お弁当の誤配送から始まった文通が二人の運命を変えていく様子を日常的に描いていてシンプルな生活の中に存在する物語を感じた。でも、その運命の行き先は互いに異なっているというのが、なんとも言い難く心が締め付けられるようだった。最初サジャーンの方がへイラ想いを寄せているようだったが、最後のシーンではサジャーンはイラと自分は釣り合わないと諦め故郷ナーシクへ、それでもイラは夫から離れ一人でブータンへ目指す。安住と夢見る年齢の二人の思考の違いが、電車に乗っていく先に表されているような気がした。
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