湖の見知らぬ男のレビュー・感想・評価
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Europe's Tsai Ming Liang
This erotic mystery, set on a secluded gay hook-up beach by a tranquil lake, unfolds as a dreamlike escape from reality. The landscape mirrors the protagonist's euphoric detachment from the mundane, immersing viewers in his journey of liberation. The film delves into the dynamics of homosexual envy, presenting these tensions as a hyper-realized reflection of societal norms within the clothed world. Director Guiraudie skillfully strips away societal conventions to reveal what lies beneath the fabric of everyday life.
Warning: The film features extensive male nudity, with genitalia visible in nearly every shot.
なにも見えない日没時
恐るべし監督アラン・ギロディー。
このラストに、思い出してもゾワゾワする。
(『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』とか、なんなんだろう?と思える位、恐怖描写の演出が違う。
怖がらせるためにありきたりなお化け屋敷を撮るか、
人のなかにある殺意と恐怖と不安をみつめるか。)
美しい湖と森は、観客までものどかで気持ちいい自然が広がるが、ゲイ達には違う意味でも気持ちいいハッテン場と化している。
観客は続くゲイセックス描写やフルチンに飽き飽きするが、登場人物たちが大自然の中での自己解放と飽くなき快楽追求をするためには必要なメタファーだったのだろう。
そんな頃、いよいよ堪忍袋の緒が切れる殺人鬼。
潜む日没、聞こえなくなる声。
暗闇でなにも見えない。
目を凝らしても、見えない。
(本作は話題になりながらも上映される機会がほぼ無く、
横浜日仏学院での特別上映時に観たかったが都合がつけず。
海外版DVDの購入をしなければ観られないかと落胆していたが、やっと観られました。
映画館・横浜シネマリン様、アラン・ギロディー監督特集3作上映をありがとうございました。)
ゲイのポルノ映画みたい。
同性愛の映画が苦手で、そういった作品は観ないようにしてるんですが、
フランス映画の巨匠の作品ってことと、ゲイが集まる場所で殺人事件が起きて…という情報からミステリーを期待して鑑賞。
結果としては、ゲイのポルノ映画を観せられてるような感覚で、今まで観てきた映画の中、1番多く男性器が出てきて、1番ポルノ度が強く、かなり露骨。
とにかく男性器まみれで、それを口で愛撫しているのも、体液を出す瞬間も、すべて無修正で収めてます…
普通の映画館に来て、いったい何を観せられてるんだろうと…
途中退出しようかとも思ったけど、金を払ってるんで最後までガマンして観て、帰るころにはゲッソリ疲れてた…
殺人事件の犯人は誰だ?みたいなミステリー要素は希薄、男同士の恋愛や性交渉が9割ぐらい。
最後の15分ぐらいは普通の映画みたいになって、気になる終わり方をしました。
女性しか興味のない自分には、かなりキツかった…
同性愛の方を差別したり嘲笑したりは、よくない、したくない。
映画を観た感想を書かせて頂きました。
不快に思われたら申し訳ございません。
モザイクって何だろう
アラン・ギロディ監督特集上映にて鑑賞。
タイトルからして
ミステリアスさを期待して鑑賞したけど
基本は男性同士ハッテン場事情&恋愛事情、
みたいな。
最初から最後まで皆さんモロ出し。
(しかもすごいカメラアングル)
行為もすべてモザイク無し。
うわ、って最初は思っても
もう途中から何とも感じなくなるというか
もうお腹いっぱいなんすけど感。
でやっとミステリーが始まるかと匂わせたら
またハッテン事情。もう食傷気味。
アンリとの会話が唯一の清涼剤。
で、最後に、あ!ミステリー映画だったっけ?って思い出したかの様に、いきなり展開して終了。
ミステリー要素少なっ。
要は恋愛すると誰であれ依存は怖いねって話?
にしても、この映画でモザイクかからないなら、
普段の映画で
そこまでじゃなくてもかかってたりすると
基準はなんなん?と考えてしまった。
チン列、モロ出し
ゲイの男たちが出会いを求めて集まる湖のほとりで、フランクは青年ミシェルと出会い、すぐににひかれてしまった。そんな中、偶然にも殺人現場に遭遇してしまったフランクは、ミシェルが犯人ではないかと疑いながらも、自分の欲望をおさえることができずミシェルとセッ○スを重ね・・・そんな話。
これR+18じゃないの?湖畔でチ○コモロ出しが何本も並んでた。
そして、フェ○チオしてチ○コしごいて精○出すところまでモザイク無し。AVより過激だなぁ、と観てた。
そして、自分以外の鑑賞者が全て女性客だったのは何か深い意味が有ったのだろうか?
ゲイ映画祭での上映らしいが、特別に映倫が甘かったのかなぁ。本作品は誰でも鑑賞可能な作品みたいで、映倫の基準がよくわからなかった。
会う時はいつも他人
カメラは湖周辺から一歩も移動しません。定点観測で野外駐車場が(間違い探しかと思うぐらい)何度も繰り返されます。
「燃ゆる女の肖像」のクレール・マトンによる湖畔の美しい撮影、風にそよぐ木々、逆光がゆれる水面、一方で繰り広げらる生々しいクルージング。
気になったのは、皆から疎んじられる昼行燈のような中年のアンリの存在。監督はこのキャラクターを何故設定したのか?ナンパも泳ぎもしない、一日湖を眺めているだけ。グッドルッキングからは程遠い。フランクと心を通わせますが、寝ることはありません。ゲイクルーズの中にいる聖人のような存在です。
終盤そのアンリがフランクために、決死の行動に出ます。
一方でフランクはアンリの犠牲を無駄にしてしまいます。怖くなり一旦はその場から逃げ出しますが、快楽の記憶を拭いきれず、気の弱さからどうしてよいか分からず、絞り出すように声をあげてしまいます。その声にしがみつくしかないように。
「ミシェル…ミシェル…」
宵闇に溶けていくようなラストがすごいです。
これって「禁じられた遊び」のラストの叫びではないでしょうか。もちろん内容は全く違う映画だし、単にミシェルという同じ名前なだけなのですが。禁じられた=社会から阻害された、遊び=快楽を求めるゲームととらえるとどうでしょう。
劇中の性描写が相当激しい(私は少しうんざりしました)ので、観る前には覚悟が要ることを申し添えておきます。
多モツ作品w
オススメされて観に行ったギロディ作品。
助言として事前に聞いていたのは『湖の見知らぬ男』を最初に観るのだけはやめておいてー、ってこと。(←結果的にめちゃんこ有益なアドバイスだったとわかるww)『湖の見知らぬ男を最初に観ちゃうとギロディ無理😭ってなっちゃうかもしれないから』と。その理由を聞いたら、『うーんとね、男性のイチモツだらけなのよ』って。耳を疑いましたよ、え?え?え?って。
実際に観てみたら言われてた通りwww
イチモツがそこかしこにあり過ぎてもはや多モツww
美しき景色を見せてくれる魅惑的なカットでも隅っこにモツのアップが映り込んでいたりw
きっとアート。でもあたしは内心大爆笑🤣🤣🤣
さすがにあんなに惜しげもなくボロンボロン見させられたら笑ってしまう(←ひとりぢゃ無かったら笑い止まらなかったかも)
性行為の描写もだいぶ攻めてた。しかしその理由があたしにはわからなかった。だから購入したパンフ読んでお勉強するぞい!
一番最後のカットがとってもとっても印象的。
段々と日が落ちていくことで周りが見えなくなってゆく夏の終わりにやるバーベキューとかで夕方から暗くなるまでの間にこーゆー感覚あったよなーとノルタルジックにさせられた💜
タイトルなし(ネタバレ)
ある夏の森に囲まれた湖畔。
そこは、男性ばかりのヌーディストビーチ。
若く地元に暮らす青年フランク(ピエール・ドゥラドンシャン)は、しょっちゅう通っているがお目当ての男性は見つからない。
離れた場所で湖を眺める中年アンリ(パトリック・ダスマサオ)と会話するようになるが、その気にならない。
ある日フランクが目に止めたのは、筋骨発達日焼けのイケメン、ミシェル(クリストフ・パウ)。
が、彼にはパートナーがおり、フランクはミシェルと相手が浅瀬で口論し、相手は湖の中で姿を消してしまったのを遠目から目撃した・・・
といった物語で、男性同士の恋愛やら殺人事件などが起こる映画。
主役の青年が車で訪れるシーンの反復など、淡々とした中にもテンポを感じる演出は好感を持てるが、とにかく裸の男ばかりで、生々しい描写のオンパレード。
タイトルロールの「見知らぬ男」は、主役フランクと会話を重ねる中年男性のアンリ。
湖と隣のビーチを眺めるだけで、積極的に関わらない。
その存在は「神」の暗喩か、はたまた、マイノリティの中のマイノリティか。
この会話のシーンなどもかなり良い。
中盤以降に刑事が登場してサスペンス映画風の雰囲気が高まって来、最終的には宙ぶらりんの結末。
この結末も悪くないが、とにかく描写が生々しく辟易してしまいました。
作家性の強い薔薇族映画といったところか。
男性の身体
ネタバレならぬモロバレ。
鑑賞本数が少ないからなんとも言えないけど、女の身体を魅力的に、もしくはあけっぴろげに撮った作品はよく観た。けれど、男性の身体をここまで堂々とあくまで普通に映した作品は初めてだった。
男性の身体って興奮すれば固くなるし、射精もするし、女の身体よりよっぽど感情的。
これが男女なら、あの怪しい男に近づくのは、?が浮かぶのに対して何故か男男だとそうだよなぁ魅力的だろうしなぁと感じるのはなぜなんだろう。
常連じゃないので
ゲイのナンパスポットの湖の岸辺で起きる恋愛事情にほんのちょっとだけ殺人を絡めた話。
今シーズン初めて姿を現した主人公が、みんなから少し離れたところで泳ぎもせずに1人佇む男と仲良くなって始まって行く。
毛色の違うアンリとのやり取りはあれど半分ぐらいの時間が過ぎるまではゲイ同士の恋愛模様…というか性欲事情。
やっとこ事件が起きて、それを目撃してどうなるかと思ったら相変わらずそういう話しばかり。
8割以上はそんなんばかりではありつつも、一応事件以降はサスペンス感を帯びているって扱いにしても、サスペンス要素は1割にも満たない感じじゃないですかね…。
しかもなんだか中途半端な終わり方、ということで自分には冗長だった。
ところで、この作品に未就学くらいの息子君を連れてきているお父さんいたけど大丈夫ですかね?
更には決してモザイク肯定論者じゃないけれど、これがモザイク無しで上映出来るとか、判断基準が謎過ぎる…。
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